上から目線

普通、意見を述べ、それに対する意見・反論があったとき、「お前は表面的にしか理解していないからだ、もっと深くまで考えろ」と再反論する場面は限られる。このような上から目線の行動を行うのは、自分が、上の立場にあると認識しているときだ。親子とか、職場での地位の上下とか、教授と学生とか、年齢とか、経験を十分に踏んでいるとか、俺のほうが金持ちだとか、自他ともに認める場合に限られる。

見ず知らずの人にこのような発言をすることは、いい大人ではありえない。誤解されたのは自分の発言が至らなかったと(思わなくても)謙虚に出るのが大人の態度だ。誤解を招くような言葉足らずの発言でした、真意はかくかくじかじかですと説明するのが普通で、お前は表面しか理解できない馬鹿なのかとか言うから喧嘩になる。誤読だ、揚げ足取りだ、藁人形だ、とかが始まるわけだ。

こういうつまらない一言を加えると同調者は増えない。しかし、上から目線の発言をしたいというのが目的なんだろうからしょうがない。

それなりのポジションにいるいい大人(と自覚している)なので実社会では決して行えない行動(例えば職場の会議で自分と同じ身分の隣の課長にこういう発言はしないだろう)で、ネットの匿名だと抑制が効かず我がもろに出るのだ。自分が上の立場にあるという妄想、上の立場にありたいという願望がなす業なのだ。実社会では思うように行かないというストレスが原因なのかも。逆に本来の性格がはっきりわかっていいのかもしれない。

 

「上から目線」への3件のフィードバック

  1. はい、私は「あなたは研究のことを知らないから。」とよく言われましたよ。反論できなくなったときの決め台詞(笑

  2. 教員が質問を投げかけるので、学生がそれに答えると
    「知識のひけらかし!」と吐き捨てた教員がいたなぁ。

    その学生は真面目で、事前学習をしていたから
    答えることができたんだけど。

    教員として恥ずかしくないのかな?
    学生にこんなことを言うなんて。
    こんな人が教員であること自体、問題だと思う。

  3.  人の感情や性格というものは、それほど固定されたものではないですな。

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