1年生の実習レポート

1年生に生理学実習のレポートを書かせるようになったわけだ。最初は統計計算の演習のようなものだったのだが、いよいよ、機器を使って測定し、レポートを書かせるような実習になってきた。

なにせ、高校時代はレポートを書いたことがないわけで、目的ー方法ー結果ー考察ー引用文献とセットになったレポートをいきなり書くのは無理である。最初のうちは、表とかグラフには単位があること、軸の説明があること、表、グラフにはタイトルがあることなどができていればいいことになる。1年かかって、考察までものにできればいいという方針なのだ。

しかし、中年Hに任せているコースでは、中年Hはそれでは満足できず、例えば引用文献(文献といっても教科書だが)がないと30点減点するとか学生に宣言するのだ。

学生は、びびっちゃって、先生の言うとおりのフォーマットでないといけないわけで、戦々恐々なのだ。結果とか考察が十分まだ書けないのに文献引用がなくて30点も減点されちゃうと、最終的に20点とかの評価になっちゃう。一生懸命努力した結果が20点だったら学生はやる気をなくす。0点の時もある。

だから、最終成績が60点を超えない学生がごろごろ出てきちゃうわけで、それでは、まずいので最終的に下駄をはかせることになる。そんな方法はやめろというのだが、変わらない。

こっちは、最初のうちは、いくつか不備があって、指摘はするけど、そんなに減点にはしない。満点になるようなレポートを見つけてこれを基準に点数をつけるのだ。だから、毎回満点のレポートが数通できるが、本当の意味での満点ではない。年度最後になって本当の満点レポートがでてくるようになればいいのだ。

考察に、気の利いたことが書いてあったら、かりに誤りであっても、考えて書いてあったら、加点するのだ。100点を超えちゃってもいい。通年で平均したら100点を超えることはないからな。ほめてあげないとね。

「1年生の実習レポート」への3件のフィードバック

  1. >1年生に生理学実習のレポートを書かせるようになった
    医療系の大学は、忙しいと認識しました。
    体質に合わないと悟った学生が、15%も中途退学するのも納得です。
    淘汰された学生が、「目的ー方法ー結果ー考察ー引用文献とセット」の報告書を4年間書き続けるからば国試は合格するのでしょう。

  2. レポートを書くことができれば国試に受かるわけではないです。また上の学年での実習でまともにレポートを全ての学生に書かせているかというと、そうでもないです。グループで1通なんていう実習もあります。基礎のレポートと臨床のレポートは形が必ずしも一致しませんね。臨床現場はサイエンスではないからですね。それでも、骨子は共通するので1年次からレポートできるようにしたいのです。4年生になって一人で学外の臨床現場での実習に行って、報告書を現場責任者に提出するわけですが、書けないといって泣いて大学に戻ってくるわけで、なんとかしたいのです。

    国試はサイエンスとは別物ですね。国試の作問者は年寄りが多いからか、結構、変な問題があります。例えば、明らかに、作問者(ども)は「代謝」と「基礎代謝」の概念がわかってないです。毎年のように、「体温が上がると基礎代謝が増える」が正解となるような問題がでてきます。
    大学ー学会?を経由して、不適切問題を厚労省へ指摘したのですが、どこかで握り潰されたのか返事があったことがないですね。

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