中年Hは おちょくられて いる

もう過去になったかもしれないが、いやまだ早稲田の判定が出ていないから現在もか、コピペの問題である。小保方の博士論文じゃないけど、実習のレポートは放っておくとコピペが蔓延する。そこで、最初の実習のときから、「レポートはコピペするな、コピペしてもこういう道具があるからばれるのだ」とコピペした実際の学生のレポートを提示している。

機械的なコピペ判定は電子化した文書でないとできない。そこで、学生には紙媒体のレポートと、そのレポートの考察以降の部分をメールに添付して送付させている。コピペ判定ソフトはひたすら類似点を探すわけで、多くの実習は班を作って行うので、同一班なら結果が同一になるのが当然だ。したがって、目的、方法、結果は類似するにきまっているので、考察の部分だけをコピペ判定ソフトを使って類似度を算出するのだ。メール添付書類は紙媒体でのレポートを作成してしまえば、簡単なので学生に負担がないから、学生からの苦情があるわけがない。

レポートの評価は、紙媒体で提出された方で行う。メール添付と紙媒体の内容が一致しているかどうかを比較できるが、そんなことはしていない。紙媒体のレポートの締め切りのほうが早いので、紙媒体のレポートを仕上げてからメール送付するのが普通の手順だ。なにもメールのために新たに考察を書き加える理由がない。

しかし、そこに穴があった。中年H担当のクラスでは、コピペ判定で類似度が高くならないように、そして中年Hはメール添付書類と紙媒体のレポートを照合するわけがないと判断して、メール添付のほうは、昔のレポートの考察とか関係ない文書をコピペした奴がいる。紙媒体のほうは該当の実習の考察をコピペして書くのだ。そのような奴はクラスに数人しかいないから、コピペ判定ソフトで類似していると判定されるわけがない。むしろユニークであると判定されるに決まっている。レポート評価は紙媒体のほうで行うのでコピペがばれなければいいというわけだ。

紙媒体でコピペを判断するのは難しい。100通近いレポートを読み、誰かのレポートと同じだなと思ってもどれと一致しているかを探すのは大変だ。学生は同じ教科書を参考にしてレポートを書くから、似たり寄ったりになるからますます大変だ。だからコピペ判定ソフトを使うのだ。

一回これで成功したら、紙媒体とメール添付書類を照合していないということがわかり、紙媒体のほうはコピペでメール添付は昔の考察とか関係ない文書を貼付けることを続けるのだ。

一昨年度の中年H担当クラスのメール添付書類を調べたら、いるいる。あー。中年Hは学生におちょくられているのだ。後期の実習の後半のメール添付書類を調べたら常習者がいた。紙媒体のレポートは誰かのレポートと同じだったにちがいない。すでに返却したからわからないが。

圧倒的多くの学生はこのようなことをしないが、同じような教科書を参考に書くから、レポートが何らかの格好で似てくる。これに対して、全く違う実習の考察とか全く関係ない文書のコピーをメールに添付すると、類似度がものすごく低い。あたりまえだな。だから類似度の高いものだけをチェックするのではなく、極端に低いものも見れば良いのだ。

中年Hが「類似度がxx%以上は、機械的にコピペと判断する」なんて学生に宣言するからこういうことになる。同級生と相談して、同じ教科書を参考にしてコピペに近いレポートを書くので類似度がどのくらいになるのか分からず心配である。だから本来の考察の後に関係ない文書を加えたりする。絶対ひっかからないように工夫するのだが、この程度しかできないのだ。

管理者は類似度が高ければ、両方を実際に比べコピペの判定することにしている。なんていったって、機械的な処理をするとエラーが必ず混入するからな。「xx%以上をコピペとする」などと決めつけたら、私は機械任せですよといっているのに等しいからな。学生に馬鹿にされる可能性が高い。

「中年Hは おちょくられて いる」への2件のフィードバック

  1. 拝啓、少し気になりました。実際に何冊か本を読んで、勉強して書いたとしても短いレポートなどではほとんど同じ文章になるのではないでしょうか?まして、Netで検索すれば同じ題材に対してのまとめなどはほとんど同じになるのではないでしょうか?実は先日、ある教官にここのサイトからコピペだろと言われました。??あまりに唐突なので驚きましたがあまりに過敏になっているのではないでしょうか?コピペ判定ソフトもある程度の目安にはなるのかもしれませんがキーワードはおのずと決まっているわけですし、まともに書いて盗作呼ばわりされたらかないません。特に理系の基礎的な課題ではいかがなものかと思いますが、、いかがでしょうか?

  2. レポートを書いたことのない学生、1年生を対象にしています。書いたことがないので1年間かけて徐々に教育していくわけです。最初は、当然考察は教科書の丸写しですね。次第に、教科書に書いてあることを、実験に沿って要約して引用というスタイルになってきます。

    コピペソフトで類似度xx%となったからコピペだろという判定は間違いです。類似度が高いレポートを読み比べ教員が判定します。教科書丸写しであっても最初は無視しますが、学期の後半では、大きく減点します。もちろん学生には宣言してです。そうでないと、この前は良かったのにとクレームがきます。

    コピペソフトも道具ですから使い方次第です。誤字が全く同じなんていうのがひっかかり、コピペであると判定するのにいいですね。実際にありますから。

    あなたの場合は、どうなのかわかりませんが、ネットにある文書は往々にして教科書のコピーだったりします。さらに、平気でいい加減なことが書いてあります。したがって、ネットのページは参考にするけど信用して引用しないほうが無難です。その元を教科書で探すべきですね。信用できそうな大学の、公的な研究所 のサイトの文書ですとかなり信用できます。yahooの知恵袋などは全く信用しないほうがいいですね。嘘があります。

    コピペと指摘されたが、コピペではないと主張するのなら、レポートを書いた時に参考にした教科書の部分やネットのページをすべて持ち出して抗議したらどうでしょ?みたこともない文章と全く同じ文章を書くことはできませんからね。

    私は教員ですから、コピペだろと指摘する側ですが、これまでコピペだと指摘して、学生が反論してきたことはありませんね。

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