メーリングリストで配信している人が、文字化けになった。どうしたらいい?と言って来た。
管理者はそんなことがない。環境を聞いてみた。
エクセルでデータベースを作り、これからワードに張り付け加工して、Mail.app に貼付けて送信する。いつも、2通送信するのだが、最初のメールは「問題」のメールなので貼り付けた文書からメールソフト上で「正解と解説」部分を削除する。次のメールは「問題、正解、解説」をワードから貼付けたままのものである。後者で文字化けになる。
受け取ったメールのソースを見ると、文字化けしないメールは;
Content-Type: text/plain; charset=”iso-2022-jp”
Content-Transfer-Encoding: 7bit
文字化けしたメールは;
Content-Type: multipart/mixed; boundary=”===============4244929076788084327==”
–===============4244929076788084327== (本文の部分)
Content-Type: text/plain; charset=”iso-2022-jp”–===============4244929076788084327== (フッターの部分)
MIME-Version: 1.0
Content-Type: text/plain; charset=”iso-2022-jp”
Content-Transfer-Encoding: 7bit
–===============4244929076788084327==–
となる。つまり、メールの本文の部分と、Mailman が付けるフッターの部分2つにわけて送信されている。なおかつ本文の最後にフッターが挿入されていて、さらにフッターがあるのだ。
本文のエンコードでContent-Transfer-Encoding: 7bitが抜けている。メールは本来7 bitなので無くても良いはずだが。Apple のMail.app はUTF-8 を使っている。これでMailman に送付したとき、どこがiso-2022-jpに変換するのだろ?Mail.app で標準テキストというのはいわゆるplaine text なんだろうか?もう一つのはリッチテキストだ。HTML形式は送付できないのだろうか?リッチテキスト=HTMLらしい。ワードでのリッチテキストと違うのか?
受信者がパソコンだと、大抵のメールソフトには文字エンコーディングを選択できるので、たいてい読むことができるが、受信者のほとんど全部が携帯で受信している。携帯で変換ができるかどうかわからない。本文の部分が添付書類になってしまったりする。
同じ事を毎週行うのだが、めったにこのようなことは生じない。操作方法は同じだという。
原因は、コピペしたとき、画面には出てこない何かのコードをたまたま含んでしまったためではないかと推測した。そのコードは「正解と解説」の部分にあったので、これを削除した場合は問題なく送付したのだ。
違うかな? 再現性があまりないので、追求するのは止めた。自分のPCだったらやってみるが、人のPCで何回もやるのは時間の無駄だ。
そこで、ワードを使うのは止め、エクセルからテキスト・エディタにコピペして、エディタからメールへコピペすることを勧めた。単純なテキスト・エディタだと、Microsoftがエクセルやワードに埋め込んであるコードを全部取り除いてくれるからな。