期末試験のシーズンだ。管理者が担当している科目の試験は100問出す。マークシートで5肢選択だ。100人近くの受講生がいるから記述式にしたいが無理だ。採点が不公平になる可能性があるし、時間的につらいからな。報告の締め切りもあるからな。管理者が学生の頃は、教員が成績報告するのは、卒業予定生でないかぎり、いい加減だった。次年度に繰り越すずぼらな教員がいくらでもいた。今は、ネット経由で学生が知る事ができるのが普通で、再試験の制度を大学が整えているので、一律、すぐに報告しないといけない。
試験時間は60分で、30分経過したら提出して退室してよいことにしている。早い学生で30分後、最後の学生は締め切り5秒前に提出した。
提出順序と採点結果の相関を調べてみた。
相関はないな。近似曲線が〜のような形になるようにも見えるが、なったとしても相関はないだろ。もし 〜 という形だったら、成績が悪い奴は2グループに分かれる。さっさと、やる事だけは早いが、いい加減で、あきらめてすぐ提出して出ていっちゃうグループと、仕事が遅く粘りもないグループ。成績の良いグループも2つに分けられ、仕事の早さは早いわけではないが、しっかり回答したので、時間いっぱい使わず出て行くのと、仕事の早さに関係なく最後まで念入りにチェックしたグループだ。
仕事が早く、結果も良いというのが理想だが、そんなのは望むべくも無い。最後まで念入りにやるのが好ましいだろ。管理者は粗忽だから一番最初のグループに属するな、きっと。仕事が遅くて結果も悪いというのが最悪だ。
平均点を70点くらいにするようにしないと、60点未満は不可という大学の規則に合致する学生が山ほどでてくる。100名近い数だと、得点分布は正規分布になならず、必ず低いほうに尾を引く。この尾の部分は再試験となるわけだ。十数名がこの範囲に入るのが普通だろ。