翻訳

折角、忙しい研究の合間をみて、「結論ありき」…  というブログを作って「原著論文が読めないのに…」という記事を書いてくれているのだから、そしてこのブログの存在を知っているのだから、擁護派のブログに凝り固まることなしに大きく目を開いて活動・勉強していただきたいものですね。

白鳥さんは、理研の再現実験の相澤報告論文を呼んで、この論文のレフリーのコメントをGoogle翻訳にまかせて、自分勝手に解釈しているわけです。

原文 http://f1000research.com/articles/5-1056/v1
Referee Report 13 6 2016
Austin Smith, Wellcome Trust-Medical Research Council Cambridge Stem Cell Institute, and Department of Biochemistry, University of Cambridge, Cambridge, UK

In this paper Dr Aizawa reports the outcome of attempts to reproduce the claim that exposure to low pH can convert splenocytes into pluripotent cells, so-called STAP cells, that are capable of colonising the mouse embryo. Although the two STAP papers have now been retracted acknowledging multiple errors and misconduct, the retraction notice does not state that the results are irreproducible but only says “we are unable to say without doubt whether the STAP-SC phenomenon is real”. This study is therefore a valuable service to the community. It is unfortunate that Ms Obokata cannot be contacted. It would be desirable if she confirmed her agreement with the findings. However, I do not think there is any requirement for her to be a co-author because she carried out the work under the explicit direction and supervision of Dr Aizawa.

Google 翻訳

本論文で博士相澤は、低pHへの曝露がマウス胚にコロニー形成することができる多能性細胞、いわゆるSTAPの細胞に脾臓細胞を変換できるという主張を再現しようとする試みの結果を報告します。 2 STAP論文は現在、複数のエラーや不正行為を認め引き込まれてきたが、後退通知は、結果が再現不可能であるが、唯一の言う「我々はSTAP-SC現象が本物であるかどうかを疑いもせずに言うことはできない」と述べているしません。この研究は、したがって、社会に価値あるサービスです。 Msの小保方は連絡できないことが残念です。彼女は所見と彼女の契約を確認した場合、それは望ましいことです。しかし、私は彼女が博士相沢の明示的な指示および監督の下で作業を行っているため、彼女は共同執筆者であるためにはどのような要件があるとは思いません。

白鳥翻訳 http://lunedi.sblo.jp/article/176596365.html

本論文で博士相澤は、低pH浴がマウス胚にコロニー形成することができる多能性細胞、いわゆるSTAPの細胞に脾臓細胞を変換できるという主張を再現しようとする試みの結果を報告します。STAP論文は現在、複数のエラーや不正行為を認め撤回さたが、撤回通知自体は、結果が再現不可能であることも、「我々はSTAP-SC現象が本物であるかどうかを疑いもせずに言うことはできない」と言うことを明記していません。この研究は、したがって、社会への価値ある貢献です。 小保方氏に連絡ができないことが残念です。彼女はこの所見への同意を確認することが望まれます。しかし彼女は博士相沢の明示的な指揮監督を受け、作業を行ったからといって、彼女が共著者である必要があるとは私は思いません。

と翻訳して「撤回は否定ではなく、… (90. 制限(白鳥さんのこと) 2016年08月24日 12:57)」と好意的だと解釈するわけです。間違いですね。好意的でもなんでもないですね。

管理者訳

本論文は相澤博士が、低pH暴露が脾細胞を多能性細胞に転換する、つまりいわゆるマウス胚のコロニーを形成するというSTAP細胞を作るかどうかの再現を試みた報告である。2つのSTAP細胞論文は複数の間違いと不正が認められて撤回されたが、撤回通知は、結果に再現性がないことを示していないし、疑いなくSTAP-SC現象が事実かどうかを明言しているわけでもない。したがってこのSTAP現象に再現性がなかったという本研究結果は関係研究分野に価値のある情報をもたらしている。残念ながら小保方氏に連絡がとれないとのことで、彼女の確認がほしいところである。しかしながら、相澤博士の明確な指揮の元に彼女は実験を行ったものであるから彼女が共著者として参加することが必要なわけではない。

決して管理人の翻訳がいいわけではないのですが、このレフリーのコメントのキモは、「This study is therefore a valuable service to the community. 再現性がなかったというこの研究結果は関係研究分野に価値のある情報をもたらす」というところにあるのですね。赤字の部分は英文にはないけどこのような意味なのね。

「… but only says … 」の文は、「撤回宣言自体がSTAP現象の再現性の可能性を示したり、STAP現象があるかないかの結論を示すのではない」ということで、これは当たり前で、「悪魔の証明:STAP現象を否定できない=UFOの存在を否定出来ない」を言葉を変えていっているのね。少しも好意的なわけではない。

「一緒に再現実験を実施したんだから小保方が共著者であるべきかもしれないけど、ま、いいでしょ(科学的に反論していないし、ヘンドリック・シェーンだって捏造をみとめてないから同意を得るのはむずかしそうだしね)」と言っているのね。91. 木星2016年08月24日 14:32 「研究者や論文共著者、理研関係者が小保方氏と連絡が取れない、という事はないと思いますよ。」なんて軸索反射のような反応を示すなよな。

このレフリーがご存知かどうかはわからないけど、この再現実験の結果ーSTAP現象は再現できなかったーは小保方本人が「この ような結果に留まってしまったことに大変困惑しております。」と理研を通じて理研の職員として公式に認めているわけですね(そのあとプライベートなWebページでなんちゃらわめいているけど)。このレフリーの小保方が共著でないことについて言及している部分は、この状況を知っている白鳥や上田はよく考えてコメントすべきで、「小保方に連絡を求める」などと書くべきではないですな。

レフリーのコメントて、大抵このようにone sentenceが長いんだよね。我々だって日本語のコメントを書くときは、一文が長くなっちゃうのね。日本語ネイティーブには理解できるだろうけどね。日本語の文章構成で考える日本人には理解できるけど、英語の文章の構成で考える英語圏のヒトには理解しにくいだろうね。同じことが英語ネイティーブの方にも言えるわけで、英語ネイティーブのレフリーの英語のコメントは長くなることが多いんだよね。管理者は、勿論、英語ネイティーブじゃないからこのレフリーのような長いone sentence  の英語はなかなかかけないのさ。主語が入り乱れた文ができちゃうのさ。だから間違い・誤解されるようなことにはならない複数のsentencesになるけど、微妙なニュアンスなんて表現できないわけね。この微妙なニュアンスが書けないから、へたな英文のために、傍証を固める、例数を増やすという実験を重ねることになっちゃうのね。なんか、損だよね。

[ 追記 ] 2016.8.25
この記事を書いたあと「結論ありき」… のブログに 感想 さんが同じ趣旨のコメントをしているのに気がついた。

[ 追記 ]2016.8.26
白鳥さん。あんたは英語読めないのに;
20160826shiratori

はないでしょ。