お疲れ様です

前にも書いたが、朝一番に来た(発信した)メールの冒頭が「おつかれさまです」で始まると、かちんと来る。

調べている人がいるもんで、塩田 雄大 (NHK放送文化研究所 専任研究員)、現代人の言語行動における“配慮表現”~「言語行動に関する調査」から~」が調べている。その結果は;

その日の冒頭で「お疲れさま」と自分でいうことがあるし、おかしな表現ではない という意見に対して
49歳以下は55%が、50歳以上は38% が容認している。

同じく、メールの冒頭に「お疲れさまです。」で始めることがあるし、おかしな表現ではない には
49歳以下は61%が、50歳以上は26% が容認している。

管理者世代では、やはり受け入れられていないのだ。

仕事が終わった時の声かけについては、平成17年とちと古いが文化庁が調査していて;
自分より目上の人に対しては
お疲れ様(でした)」 ・・・・・ 69.2%
「御苦労様(でした)」 ・・・・・ 15.1%
残りは「ありがとう(ございました)」「どうも」 何も言わない  である。

自分より目下の人に対しては
「お疲れ様(でした)」 ・・・・・ 53.4%
「御苦労様(でした)」 ・・・・・ 36.1%
残りは「ありがとう(ございました)」「どうも」 何も言わない  である。
若い人ほど「お疲れさま」で年よりは「ご苦労様」が増えてくる。

若者から「ご苦労様でした」といわれたくないな。

「お疲れさま」という挨拶を議論している方もいて、「お疲れさま」は同じ仕事をしている仲間という意識が入っており、どんどん拡大解釈されているからと説明している。

管理者のような「じじい」もいることだし、メールの冒頭に使わないほうがいいのではないだろうか。

芸能界言葉という説があるが、こういうのはわからない。管理者はコメディカル分野に入ってから初めて知った。