講義内容と教科書との対応

学生から来たメール;

授業でやった内容は、xxx生理学(指定教科書)だと、どこが対応してるか教えてください。授業を受けていれば分かるだろと思うかもしれませんが、念のため知りたいのです。

どて。

こういう問い合わせに、なんと答えたらいいんだろ?この質問の裏にどんな意味があるんだろ?ないのかな?

大学公開のシラバスにも、管理者独自の学生向けWebサイトにも講義項目が公開されているし、なにより、講義に出ていれば配布資料が毎回あったし…..

もっとも、この質問をよこした学生はこれまで14回の講義に3回欠席している。管理者の学生時代とは異なり、3回というのは多い方だ。最近の学生は仲間意識が強く、一人凸になるのも凹になるのもいやで、級友と横一線でないとまずいらしい。だから、欠席する学生は友人に、講義の配布資料を確保してもらうことが多い。だから、履修者数に合わせて配布資料の部数を用意すると足りなくなっちゃう。一人の欠席者のために二人の出席者が確保したりするからだ。この学生は友人がいないのかな?しかし、欠席の多い学生は、ワルグループの一員か、孤立している学生だ。後者は要注意だな。こいつは実習中は、特に孤立しているとは思えない。ワルグループに所属しているかどうかはわからない。

ちなみに「講義内容と教科書の対応」でGoogle で検索すると、どの大学もシラバスを公表しているので、シラバスが引っかかり、シラバスには;

シラバスに従い講義は進行するので,教科書の対応する個所を事前に読んでおくこと。
教科書の対応章を読んでおくこと.
講義計画は教科書の内容に完全に対応している。
(シラバス)で示している講義内容の各項目に対応する教科書の範囲を読んでおいてください。

なんて書いてある事が多い。講義内容と教科書の対応は学生が調べるというか、教科書の章の名前が講義のタイトルに等しいことが多いので、当たり前だよね。対応がわからないというのはありえないもんね。

講義では説明がないが、教科書には講義になかった独立の章があるというのはよくある。しかし、逆の場合はほとんどない。講義回数と教科書の章の数は一致しないのが当たり前で章の数の方が多いだろ。

でも、摂南大学の統計学のページでは講義と教科書の対応場所を掲示している。親切だなぁ、というか、ここまでサービスしないと学生がついていけないのだろうか。