異常心電図

心電図を記録する実習を行った。2学科合計約170名だ。病院に導入されている本格的な心電図計で実習すると、ボタン一つ押すだけで終わってしまう。原理とか方法を説明しても頭に入らないし、その上にボタン一つだったら学習にならない。

1年生なので、また医師を養成するわけじゃないので、だだのアンプを使って電極の組み合わせだけで記録する実習だ。標準肢誘導だけだ。胸部単極誘導はやらない。全員が被験者になり、全員が測定者になるという実習なので、電極を正しい位置に付けるだけで時間がなくなるし、女子は別室ということになるが、その空間がないからだ。

このくらいの学生数だと毎年1、2名に異常心電図が見られる。もちろん、若いし、運動選手ではないし、日常生活に支障がでてくるような重症ではない。

今年も、2対1の房室ブロック、洞性不整脈の学生がいた。学生に健康診断で異常があると言われなかった?ときいたら、中学のとき言われたけど、大学での健康診断ではなにも言われていない だと。

健康診断の心電図を読むのはレジデントや大学院程度の若い経験不足のアルバイト医師だ。やる気だってない。それにしてもひどい。明らかな異常を見逃している。胸部レントゲンだって多分異常を見逃しているに違いない。集団検診は、こんなもんだろ。血液検査は血液を分析会社に送り、そこの分析機械が自動的に数値として出てくる検査だから、医者が判定しなくても異常が判定される。心電図だって、最近は自動的に異常を心電図計が知らせるだろ?大学の集団検診は、若い学生なのでほとんどが正常だし、異常があっても訴えることがない。高齢者の検診だと、異常の頻度が高いから見逃されにくい。

ひどいもんだ。