全く同一の問題を出してみたーその2

昨年度、心電図のR−R間隔から心拍数を求める計算問題を出したら、悲惨な結果だった。

2回も解説したのにも関わらずだ。

そこで今年度は、過去問として昨年度の問題を配布し、解かせ、次の時間に正解を配布し、解説した。そして全く同じ問題を、もちろん学生には同じ問題と知らせずに出した。

その結果である。

20130731R-R-HR

 

やっと8割の学生ができた。もっとも同じ問題だが数値が異なったらどうなるかわからない。学生は答えを憶えているからだ。それでもまだ、全くできないのが14%もいるのには驚く。

解説のとき、理解できない者は?と何回も聞いたんだけどね。勉強していないんだろうな。

泣けるぜ。 [Clint Eastwood風 ]

こういう料理を作るのが好きなのだ

ブログを更新しようとしたらトラブルが…というのが前々回の投稿だ。

どのブログかというと、学生さんへのサービスであるブログなんだけど、こっちのブログにも久々に料理の結果を掲載しようかと思ったわけだ。

で、料理の結果を;

20130731curry

 

真夏の暑い日曜日にカレーを汗をかきながら、ウイスキーとともに召し上がるというのが好きなのだ。で上の写真はその結果だ。おいしかった。レシピを紹介すると;

4人前の材料:タマネギ1ヶ、人参1本、ニンニク数片、生姜1ヶ、セロリ1本、トマト水煮缶詰1ヶ、ハインツのデミグラスソース缶1ヶ、牛肉600gくらい、カレー粉(SBのカレー粉でいいが、決して市販のルーを使ってはいけない)、オリーブ油、ウイスキー、氷、炭酸水(お好みで)

作成方法

まずグラスに氷を入れ、ウイスキーを注ぎます。炭酸水でハイボールでも、ただの水割りでも、水無しのオンザロックでもお好みで。これを、まず一口飲んでから作業を開始します。

タマネギ、人参、ニンニク片、生姜、セロリ、トマトはフードプロセッサでおろした状態になるまで粉々というかぐちゃくちゃに。一気に全部やっていい。順番なんか関係ない。

圧力鍋に、オリーブ油を入れ、上記の材料を入れる。牛肉は塩こしょうして、一口大より二周り大きいくらいに切って入れる。小さく切ると、上等な牛肉だと、塊でなくなっちゃうからね。

圧力鍋で蒸気が吹き出してから10分炊き(もし、安い牛肉で固かったら20分)、火を停めて蓋がとれるまで冷却する。

別鍋にあけて、デミグラスソースを入れてとろみがでるまで煮詰める。別鍋でなくてもいいけど、圧力鍋は重くて操作しにくいからね。トマトやデミグラスソースの缶に残ったのを水で綺麗にして入れるから、まだ水分が多い。だから煮詰めるのね。で、煮詰まって来たら好きなだけカレー粉を加えるわけだ。デミグラスソースに小麦粉が入っていてとろみがでるから、焦がさないように20分も炊けばいいでしょ。醤油を大さじ1加えるという手もあります。

ま1時間てなとこかな。ちょうど良く酔って来て、いい加減な操作になっちゃうから、できるだけ単純な方法にするのだ。

一般のカレールーで作るカレーでおなじみの茹でたジャガイモや人参は加えないのだ。マッシュルームくらいかな。さらに加えるとしたら。

食い散らした写真だけではなんだから;

20130731fish

 

というのも見せてあげる。

これは、コンソメで炊いたジャガイモのスライスの上に湯剝きしたトマトのスライスを置き、塩胡椒し、バターとオリーブ油でソテーした鯛の切り身と小エビをのせ、湯がいたアスパラガスを添えるのだ。

ブロッコリーの緑の部分を超みじん切りにして、生クリーム、塩、白胡椒、バターとともに炊き、ソースとするのだ。

 

 

 

トラブルで知ったコマンドーsshで起動ディスクを変更

トラブルがないとコマンドを憶えない。あったからといっても、いつまでも憶えているわけじゃない。

OSXサーバの起動ディスクをリモートで変更するには;
ssh でリモートからログインする。

$ cd /volumes
$ ls
CCC-Backup M TimeMachine previousM
$ sudo bless -mount /Volumes/M -setBoot
Password:
$ sudo reboot now

まず、起動HDの名前を確認する。 上の例では4つのHDがあることを示している。
起動ディスクを変更する。 上はMに変更した場合だ。
再起動する。

いやーまいった。アップデートしたらphpファイルが….

アップデートしたらphpで記述されたページがソースコードを表示してしまう。
静的なページやCGIには問題がない。

もし同様のトラブルで困った人が、Googleとかでたどりついたら、その人の為に結論だけ先に書いて挙げるのが親切だ。
#################
セキュリティアップデート 2013-003を実施すると/Library/Server/Web/Config/apache2のhttpd_server_app.confが更新されてphpで書いたファイルがソースコードを表示してしまう。
httpd_server_app.conf の#LoadModule php5_module modules/libphp5.soがコメントアウトされているので、#を削除して有効にする=moduleが使えるようにすれば良い。
#################

このサーバのOSはMountain Lion (10.8.4)Server なのだ。Apple が7月2日にセキュリティアップデートを発表した。学期末で忙しかったのでうっちゃっておいた。

7月25日(木)にアップデートを実施したのだ。でそのままなにもチェックしなかったのだが、29日(月)になってBlogに書き込む仕事ができて開いたら、php スクリプトがそのまま表示されている。php が動いていない訳だ。いや、動けるがapache2-php の連携ができていないのだ。これは、httpd.conf に;

LoadModule php5_module modules/libphp5.so
AddType application/x-httpd-php .php
AddType application/x-httpd-php-source .phps

がコメントアウトされて(先頭に#がある)いるためだ。多分バージョンアップされたときhttpd.confが書き変わってしまったのだろう と高をくくっていたのだが…..

丸々2日、格闘した。現象が見つかった月曜日は解決できず、翌日は運がわるいことに医学のサーバがこけちゃったのと重なってしまったのだ。医学のサーバは業者に任せているとはいうものの、ユーザはそんなことはわからないから基盤室へクレームが来る。管理者には一般ユーザはクレームをよこさないが、ほんの一部のわがままおっさんが電話でどうなっていると問い合わせにくる。医学のサーバの原因はわかったのだが、サーバを再起動すると、あまりにもでかいHDをマネージしているもんで、再起動時にHDをチェックする操作に入り、10時間くらいかかってしまう。こっちのトラブルは管理者はなにもすることがないのでいいのだが、mikeの方は管理者が対応するしかない。

で、/etc/apach2/httpd.conf を見ると
LoadModule php5_module modules/libphp5.so はコメントアウトされており動くはず。

AddType application/x-httpd-php .php
AddType application/x-httpd-php-source .phps
については;
/etc/apach2/httpd.conf に
Include /private/etc/apache2/other/*.conf
と書いてあり
/etc/apach2/other にphp5.conf というファイルがあり、このファイルに

<IfModule php5_module>
AddType application/x-httpd-php .php
AddType application/x-httpd-php-source .phps

<fModule dir_module>
DirectoryIndex index.html index.php
</IfModule>
</IfModule>

とある(<>は全角で本来は半角英語)。問題ない。
そこで困ったわけだ。原因がわからない。

TimeMachine でいっそのことバージョンアップ前に戻しちゃえとおもったのだが、何故か、「復元」ボタンがアクティブにならない。FirstAid とかをやっているうちにアンマウントされてしまった。これは再度構築しないといけないようだ。だから復元できない。

さっさと気が付けばいいのだが、CarbonCopyCloner で別のHDにもバックアップしている。こいつは元のHDにあったファイルが変更されると、古いファイルを.CCC Archives としてバックアップ日時順に保存してある。
したがって、バージョンアップした直後の.CCC Archivesにあるファイルをみれば、バージョンアップで何が変更されたのかがわかる。で、見たらhttpd.conf もphp.ini も変更された形跡がない。

うーん、じゃなんだ?ということでググってみたりして、原因を探しまわったのだが、ほとんどのページは上記のコマンドのコメントをはずせというものばかりだ。

そんでもって、今日ようやく、もっと違う所のファイルが変更されたのではないかと気が付き、
/Library/Server/Web/Config/apache2
のhttpd_server_app.conf が.CCC Archives内のバージョンアップしたときの直後の日付のフォルダにあるではないか。だからこれが更新されたのだ。

で更新されたhttpd_server_app.confをみたら
#LoadModule php5_module modules/libphp5.so
となっているではないか。コメントアウトを解除(# を削除)してapache2を再起動して解決。

httpd.confのどっかにinclude… httpd_server-app.conf と書いてあるに違いないが直接は書いてない。どこにこのファイルを参照しろと書いてあるんだろ?

あー、アホだった。自分自身で書いてあるじゃん。
/Library/Server/web/config/apache2/ReadMe.txt によるとhttpd_server_app.conf は/etc/apache2/httpd.conf に取って代わるものとなっている。

このようなトラブルとかのためにサーバ構築の過程をメモしておいたのだが、このメモ=blog なわけで、blogが読めないと役にたたない。なんてこった。紙ベースのログが必要だな。

なんてことはない。webサーバを最初に作成したときに気が付いていたのだが、すっかり忘れているのだ。アホだな。学生に以前習ったろなんて言えなくなっちゃった。

で、このトラブルを解決している最中にCarbonCopyCloner からもうHDが満タンだから古いファイルを捨てるとかしろと言ってきた。とほほ…..

[ 約2年後の2015年6月 の追記 ]

また同じトラブルがあったよ。でこの記事が読めなくなって困った。全く反省していないのだ。

[ 約3年後の2016年5月 の追記 ]

また同じトラブルがあったよ。今回はブログを他に移転していたので、ふるいサーバの記事をみることができた。

加速度センサー

生理学実習の「拮抗筋の働き-筋電図」では、腕の位置を維持ながら腕に加わる負荷が大きくなると、筋電図がどうなるかというのがある。これだけではたいしたことがないし、学生に考えてもらう事も少ない。そこで、急激に負荷が加わったとき、予測した・しなかったで筋電図はどのように異なるかを調べさせている。

昨年度までは、1−2−3の合図で負荷を加える、1−2−3の合図があるものの負荷を加えるタイミングを変えて被験者に知られないようにするという課題を行わせた。しかし、学生が実習目的を十分理解していないので、負荷を加えたときのタイムマークの入れ方がでたらめで、結果を考察できない。

そこで、負荷が急激に、実際に加わった瞬間をマークすることにした。簡単である。加速度センサーで負荷が加わったときを検知すればいい。加速度センサーはゲーム器や携帯機器で使うので、容易に安価で手に入るようになったからである。

記録はデータ収集システムPowerLab(要するにADコンバータ+パソコン)でChartというソフト(ペンレコーダですな)を使う。PowerLabの前面パネルにはDIN8Pコネクタがあり、既製品の〜ポッドを接続するのだ。〜とは、例えば握力計であるストレンゲージなどのインターフェースのことだ。用意されている各種インターフェースはどれも単価が10万円以上する。入力に加え± 5 Vの電源も供給している。これが利用できる。デジタル信号処理のための入出力もあるが、こっちは理解できるデータがない。アナログ部分だけがわかるのだ。

MMA7361LCという3方向加速度センサがあり、秋月電子でキットが売っていた。キットといっても手作業でできるように2.54 mmピッチ基板端子に変換してあるものだ。コンデンサーも付いている。こいつを使うことにして以下のような回路図で作成した。Z軸方向の加速度しか測定しない。

20130725accerate_sensor

 

最近のこの手のICは電源が 3 V で使うようになっている。PowerLabのlogicは昔ながらの 5 Vで動作するようになっているのだろう。だから5 V→3.3 V電源IC(S-81233AY-B-G)も必要だ。電源ICの入出力にコンデンサを付けるのが普通だが、面倒なので実際は省いた。0.1μF でも付けるべきなんだろう。無くても発振しなければいいのだ。

センサICの文字面を下にすると、0.9 V位の出力になる。800 mV/g の高感度のモードにする。電源電圧が+3 V だからこのモードで±1.6g が測定範囲だ。ソフトの方でオフセットと単位換算を行うことにする。つまり0.9 V= 0 g、0.1 V= 1 g にするのだ。このくらいの精度で問題ない。

こいつを小さなアルミ箱(タカチ アルミケースMB-S1)にエポキシ接着剤で固定し、このケースを木の板にねじ止めする。この装置をバケツの底に置き、被験者にはバケツを持って肘を直角に維持してもらい、このバケツ内に 2 kg の重りを落とすわけだ。上腕二頭筋と上腕三頭筋の筋電図を記録し、解析してもらうわけだ。

1台組み立ててみた。加速度の大きさは問題にしない。急激な加速度変化があったときを検出するだけだからだ。バケツは別にして、すべての材料費は@1,000円以内だ。設計制作の人件費はただというか、給与の中だな。これを外注すると10倍以上、ADInstrument だったら100倍の値段だろ。

20130725accelarometer-1     20130725accelarometer-2

何故、板に取り付けたかというと、直接この小さなアルミ箱をバケツの底にとりつけたら、重りがぶつかって変形しちゃうからだ。この板に足をつけてバケツの底に置く事にした。バケツは金属がいい。プラスチックは耐えられない。金属のバケツでも歪んでくる。バケツの内側の底を木の板で補強し、センサを外側に付けることも考えられる。バケツの底は縁があってこの縁の高さ以内にセンサが収まれば、底の外側でもいいのかもしれない。

重り(実際は2 kgのダンベル)を落とすとうるさい。ただでさえ実習はうるさいのでさらに騒音を増やすことはない。だからさらに雑巾を敷いてダンベルが直接木の板にふれないようにクッションを付けた。クッションを置くというのは加速度の正確な測定に反するが、加速度の大きさを計るわけじゃないのでいいのだ。加速度の方向と急に変化した時点だけがわかればいいのだ。うるさいよりましだ。

そんで、実際に測定してみた。

20130725accelarometer-3

 

図の上の方が下向きの加速度だ。左からセンサーを自由落下させた、センサーを硬い机の上に置き上から2kgのダンベルを落とした、机の上にスポンジを置きその上にセンサーを置きダンベルを落とした、バケツの中にセンサーを入れ、バケツを持ち自分でバケツの中にダンベルを落とした、第三者に予告無しにダンベルを落としてもらった、1−2−3の合図をしてもらってダンベルを落としてもらった、である。

自分で落とすと、特に意識していなくても落とすタイミングがわかるので最初に基線が下に振れその後急に上向きになる。つまりダンベルが落ちる前に上向きの加速度が生じている=バケツをあらかじめ持ち上げているのがわかる。意外だった。なるべく意識しないように落としたつもりだったのだが、何回か繰り返していたので無意識にバケツを上に持ち上げているのだ。同様に合図をもらうと、落ちてくる前にバケツが上に落ち上げているのがわかる。合図がないと、つまり予告がないといきなり下向きの加速度が記録された。これと筋電図の同時記録と組み合わせて記録したら学生が考察できるだろう。

昨年までは筋電図が大きくなる時点とマニュアルでマークしたダンベルを落とした時点を比較させていたのだから、格段の進歩となるはず。

まてよ、上向きの加速度は上に振れるようにupside-down にすべきかな?こういうところで学生は混乱するからな。ソフトの方で逆転できる。それともセンサ出力をマイナス入力に接続するかな。

[追記]

上向きの加速度が上(プラス)に振れるように、マイナス入力をZ出力につなぎ、プラス入力は解放にした。本体内のinstrumentaionアンプの入力は1MΩでアースに落ちているから解放でも問題ない。

最終的な回路図だ。加速度センサーキットの基板にはゲイン調節用のジャンパー線接続部がある。これをショートしてゲインを下げた。800 mV/g を206 mV/g にした。

20130725accelarometer-4

To be continued.

Mountain Lion カレンダーのサウンド その2

Mountain Lion カレンダーのサウンド設定ができない の続き。

デフォルトだとディスプレイの右上に警告画面とBassoの音が出る。デフォルト以外の通知の設定をいくら変更しても保存されない。

デフォルトにさらに加えても、デフォルトの動作を行うだけである。

姑息な手段は /System/Library/Sounds/ の Basso.aiff をBasso~.aiff と名前を変えちゃって、再生したい.aiff ファイルの名前をBasso.aiff にするのだ。Macを再起動する。これで好きな音に変更できるが、デフォルトの設定だけだ。

通知を編集して完了しても通知の設定は保存されない。

あきらかなバグで10.8.1 の頃からあるららしい。10.8.4 になっても改善されていない。

新しく通知センターなる機能が加わったがこれとの関係と思われる。通知センターのほうでカレンダーを表示してもしなくても、サウンドを鳴らすにチェックがはいっていないとカレンダーの方から音がでない。きっと通知センターの方の音を変更する方法が用意されておらず、/System/Library/Sounds/Basso.aiff しか選べないのだ。カレンダーでの音の設定は無視されてしまうようだ。

Canon LBP5700 と Mountain Lion

Canon LBP5700は拾って来たもので、化石プリンタだ。Canon のページを見ると、Mountain Lion(10.8)には対応しないし対応の予定もないとなっている。ふざけているよな。ま、ユーザは少ないだろうけど。それでもWin8 には対応済みだ。けしからんよな。昔はCanonとAppleはつるんでいて、Canon販売がMacintosh を販売していたのだ。仲が悪くなってCanonのMacintoshへの対応が極端に悪くなった。Apple Japan の販売店に対する態度がよくないからだ。ポリシーが米国のままだからだ。

Mountain Lion にバージョンアップしてから思い出した。何故、これまでアップしなかったかというと、このCanonのプリンタが対応していないからだった。アップしてしまったと思ったのだ。年寄りだから、憶えていないのだ。

で、Mountain Lion にアップしちゃったので印刷してみたら、一応できる。遅いけど。プリンタも交換だな。今ではA3対応、両面でも安いからな。でかいし、化石ものだし。しかし、予備のトナーもあるし、もったいない。

 

Mountain Lion カレンダーのサウンド

普段使っているMacのOSをLion(10.7 )から10.8 Mountain Lion (10.8.4)に変えた。

大学での前期の講義・実習が一段落したからだ。ルーチンの仕事が少なくなったからだ。ルーチンの仕事があるとき、システム変更するのはやばいからね。OSXサーバを立ち上げるときMountain Lion を購入しないといけなかったから、Apple Store からダウンロードできる状態になっている。OSXサーバを作るとき10.7のMac Pro だったのでMountain Lion (10.8)にアップし、さらにサーバ用OSを購入せざるを得なかった訳だ。だからMountain Lion だけはどのMacにもインストールしていないから、使っていいんだろ?1OSは1台のみにしか使えないというのが原則だけど、現状のAppleの販売の仕方だと、そんな原則は守れというのが無理では?OSXサーバだってシリアル番号はなくなったし。

カレンダーのサウンドがデフォルトだけになってしまった。古今亭志ん朝の黄金餅からとってきた、「おーいやけてるかい」とか「おたんのもうします」とか、まだOS7 くらいのとき集めたゲームのサウンドとか、「Oh! Shit 」などを警告音やiCal のサウンドに使っていたんだけど、このファイルはどこにいっちゃたんだろ?

システム環境設定のサウンドを開くと昔のサウンドが再生できるのがわかった。だからどっかにファイルがあるわけだ。

iCal がカレンダーになったわけだが、このカレンダーのサウンドファイルは/System/Library/Sounds/にある、ここに.aiff ファイルを置けばカレンダーから選択できる。

昔の音はどこにいっちゃたんだろ? TVドラマ「24」のCTU (Counter Terroist Unit だっけ?)の電話呼び出し音は、なんとかユーザのミュージックの中に入れておいたので回復できた。

CarbonCopyCloner で別ドライブにバックアップしている。このソフトはコピー元でなくなったが以前バックアップしてあったファイルを別途バックアップしたときの日付順に保存している。Spotlight で検索したら、これがヒットした。というわけで回復できた。つまり10.8にアップしたとき、削除されてしまったのだ。

ではシステム環境設定のサウンドのファイルはどこにあるのだろうか?Spotlight で検索してもひっかからない。

なんかほかのページを見ると、システム環境設定のサウンドにでてくるサウンドファイルは/System/Library/Sounds/にあることになっているのだが……

ゴミ箱を空にすると、水洗トイレの水を流した音になるのだが、その音もでてこなくなった。あの音はどこに置いたんだっけ?

これもバックアップにあった、あった。DragThingというアプリケーションをつかっているのだが、このアプリでサウンドの設定ができた。

/users/[ユーザ名]/Library/Sounds/ というdirectory があってここにも音声ファイルがある。面倒なのはこちらのLibrary は隠しフォルダになっていて見えないのだ。

どのアプリがどのフォルダの警告音を使っているのか、いまいち把握していない。

カレンダーで通知でサウンド付きに設定しても、変更されない。なんてこった。

To be continued.

贅沢なおっさんの続き

MacBook Air を2台所有し、1台をバックアップに使っているという贅沢なおっさんの続きだ。

あっちの大学に勤務している日にこの贅沢なおっさんから電話がかかってきた。本来のMacBook Airではなく、バックアップの方のMacBook Airで作業しているのではないか。という疑問だ。

本来のMacBook Air—-Thunderbolt/Power二股ケーブル—-Thunderbolt Display—-Thunderbolt ケーブル—-バックアップ用MacBook Air という接続だ。バックアップ用MacBook Air はターゲットモードで起動しておきCarbonCopyClonerで本来機のクローンを毎日定時に作成する。これにTimeMachine 用外付けHD、SuperDrive、プリンタがUSBケーブルで Thunderbolt Displayの背面のポートに接続する。という構成だ。プリンタがUSB接続なのはプリンタを共有したくないのだ。

孫が生まれ、その写真が送られてきた。あまりにもかわいいので、孫の写真をデスクトップの壁紙にしたわけだ。壁紙の設定は普通システム環境設定から行う。このおっさんはそんなことはあまりしない。Mountain Lion では、送られて来た写真を右クリックすると壁紙にするというメニューが出てくるのだ。だからクリックしちゃったのだ。

あるとき、本来の本来のMacBook Air を Thunderbolt Display からはずし、単体で起動したらデスクトップの壁紙が元のもので、孫の写真になってない。バックアップ機を立ち上げると元のデスクトップだ。へ?ではこれま作業していたのはバックアップ機だったのでは?と、混乱してしまったわけだ。

電話を受けた時、バックアップ機で動いていると言われたので、そんなはずはない、バックアップ機はターゲットモードになっているので、本来のMacBook Air が動いているかぎり、また再起動しない限り、起動ディスクにはならないはず… とは思ったもの、現物がないので、土曜日に行くからということにした。

土曜日、行ったら、贅沢なおっさんの言う通り、本来機単独で起動すると、 Thunderbolt Display-Clamshell モードで設定した壁紙にならない。 Thunderbolt Display接続で本来機の蓋を閉じないと、本来機も Thunderbolt Displayも壁紙は元のものである。この状態で本来機の蓋を閉じClamshellにすると、設定した孫の写真の壁紙になる。

この動作は本来の動作なんだろ。2つの画面のそれぞれの壁紙を設定したことになるのからだ。蓋をあけたときは自動的にミラーモードであり、Clamshellモードはミラーモードでも、2台のモニターを使っているモードでもないのだ。混乱するわけだ。Clamshellモードではビデオ出力は本体への出力をやめ、外付けディスプレイ専用になるのだ。解像度がちがうからな。壁紙については2台のモニターを使っていることになるんだろ。

さらに混乱したのは Thunderbolt Display背面に接続したUSB機器を認識できないことである。本来機に接続すると認識できる。

しかし Thunderbolt Displayに接続した外付けHDは、最初は認識していなかったが再起動でできるようになった。Canonのプリンタは認識できない、また管理者が最初に設定したときは Thunderboltケーブルが短いものであったのだが、これを配置の関係から長いものに変更してあった。この長い Thunderboltケーブルにも問題があるのかもしれない。組み合わせでうまくいかない可能性もある。

MacBook Air 単体でもCanonのプリンタを認識できないことが分かった。プリンタドライバを更新したりしたが、結局これは意味がなく、プリンタをUSB接続したまま、プリンタの方を再起動すると、MacBook Air でも Thunderbolt DisplayのUSBポートでも、認識できるようになった。

長い(2 m) Thunderboltケーブルがだめなのかは、きちんと検討していない。短いほうに変更したらうまくいったからだ。

テスト環境が自分の物ではないからな。

2台のMacBook Airは重ねて置くと加熱してファンがうるさい。そこで、ホームセンターでまな板が2枚入るスタンドを購入して持って行ってあげた。これでいいはず。これでディスプレイの近くにMacBook Airを2台置けるので Thunderboltケーブルも短いので済む。

PowerPointでコピペができないという問題は、OSを10.8に上げたためで、Office 2011をアップデートして解決した。

なんだかんだで2時間弱かかって、すべて解決した。系統的に調べて原因を追及していないから、参考にならないだろうな。

なんせ、こんな贅沢な使い方をしているユーザなんてめったにいないから、ネットでの情報が得られない。

センセ 切れてるの?

このくそ暑い時に、実習だ。前にもかいてあるけど、実習は幼稚園みたいにうるさい。

ただでさえ、この暑さなのに、幼稚園のど真ん中にいて、学生との対応は、声が大きくなるし…

「先生 なんで 切れてるの?」だって。学生は。

幼稚園の先生は偉い。これが毎日だったら、もう辞める!!

(1)俺の授業だ!俺の言うことを聞け!という強要指導タイプ かな、それとも

(2)私の授業に何か不満でもあるの?という高飛車タイプ

なのかも。

先生、先生、それは せん〜せい♪ 

「先生」という言葉の魔力にとりつかれた先生
(1)俺の授業だ!俺の言うことを聞け!という強要指導タイプ
(2)私の授業に何か不満でもあるの?という高飛車タイプ
(3)自分の言うことは何でも聞くはずだ!という勘違いタイプ
(4)授業スケジュールがあるのだからちゃんと聞きなさい!というわがままタプ
(5)寝ようがしゃべろうがとにかく授業を進める一人相撲タイプ
(6)言うことを聞かない学生と聞く学生とを区別して対応する好き嫌いタイプ

だそうで、管理者はどれにもあてはまらないと信じているけど…..

というのは「学生はなぜ言う事を聞かない」で検索したら上記のようなページがヒットしたわけだ。

名前を書け、学籍番号を書けといっても100名近い学生の中の数名は従わない。なぜだろ?

その答えを先人は持っているかな?と思ったわけだ。まだ答えは見つかっていない。教えてくれ!

管理者の学生の頃を思い出すと、大学ではこんなことはなかったなぁ。もっともクラスの人数がもっと少なかったけどね。高校ではクラスの人数が50名近くいたけど、こういうことでセンセにおこられたことはなかったと思う。記憶にないだけかもしれない。当時のクラス担任(ご存命だったら)に聞いてみるかな。

 

普通紙マークシート その2

講義の度の小テストを普通紙を使ったマークシートで実施して4回目だ。順調だ。相変わらずトラブルの原因は学生のほうにある。

学籍番号のマークがないというのはなくなったが、今度はマークが薄い。

2名の学生が、なんと、先週の講義の回答用紙を持って来た。出し忘れたというのだ。1名は別にしたが、もう1名は、受け取る時、はっきり伝えてくれないので紛れ込んでしまった。その結果、同じ学生が2枚回答したことになって、どっちが正しいのか探すのに手間取った。

小テストの正解は講義当日にWebページで公開しているわけだが、あとから提出した学生はこの正解を見て書き換えて提出しているわけではない。満点でないからな。ということで、単なる「まぬけ」ということで、点数をよくするための小細工というわけではないようだ。あえて満点にならないようにするという悪知恵があるわけでもない。単純なのだ。そこが、また情けないという事もあるけれど、正直なほうがいい。

出し忘れたとはどういう事だ。信じられない。マークも薄いというのは学生が手を抜いている証拠だ。管理者は甘くみられているのだ。

午後、実習の総括講義を行った。そのとき、マークの薄い奴、2枚も出した奴、氏名の記載が無い奴、の名前を挙げて全員の前にスライドで開示した。「今日のアホ一覧」としてだ。

今後こういうのは0点にすると宣言した。

そのあと、一人が、午前中の講義の小テストの回答用紙を提出しなかったといって、持って来た。なんてこった。

「学生はお客様」だが「商品」として世の中に送り出すので付加価値をなるべく多くつけなければならない。厳しくした方がいいに決まっている。

小学校の先生みたいなことやっているなぁ。

実習総括の講義のあと実習についてアンケートをとったら;
「お子様ランチのように教えてくれているのに、レポートに悪戦苦闘している自分がなさけない」というコメントがあった。わかっている学生もいるようだ。

Quater Pounder Jewelry

McDonald がQuater Pounder Jewelryシリーズとして日時限定の1,000円のハンバーガーをTVで宣伝している。

管理者もいじきたない方なので、食べてみたい。しかし、土曜日限定とかで、これを食べにわざわざ店に行く程ではない。ちなみに米国に行って「マクドナルド」なんて発音しても通じない「まくだーねる」と発音するのだ。「だ」にアクセントを置くと通じるだろう。

そこで、自分で作ってみることにした。トリュフなんか手に入らない、生のハバネロだって手に入らない。その辺のスーパーで売っている食材だ。

20130711quaterpounder

 

葉っぱ、ハンバーグ(牛挽肉約100g:quater pound だな)、スライスチーズ、トマトの輪切り、キュウリスライス、ベーコン(塊で購入して厚めにスライスする)、目玉焼き(over well 両面焼き)、葉っぱと重ねたわけだ。

TVの宣伝では片手でつかむことのできる厚さだが、管理者のは厚すぎて両手が必要だ。

おいしいけれど、もうやめた。食べにくい。手がべたべたになるし、口の周りは勿論、鼻先までべたべたになる。

 

 

唾液アミラーゼのでんぷん分解実習

前の記事で書いてあるが、唾液アミラーゼがデンプンを分解する実習をやった。4クラスである。中学や高校みたいだ、学生もデンプンとヨウ素で濃い青色に発色する実験をやっている。小学校でもジャガイモを使ってやっているらしい。

唾液+デンプン、加熱処理した唾液+デンプン、塩酸を加えた唾液+デンプン、水とデンプン の4種類でヨウ素液を加えたらどのような色になるか?という実習だ。

どうなると予想できる?と聞くと「デンプンとヨウ素で青くなるという実験はやった」という答えが返ってくるが、予想はできない。なんでだ?

唾液処理したデンプンは発色しない、加熱処理、塩酸処理すると活性がなくなるというのが当然の予想だが、やってみると、これが意外な結果になる。1班4〜5名で、唾液のサンプルは各班2名から採取させた。

唾液+デンプンが発色しないはずなのだが、班によってばらばらだ。2名(2本)ともに発色しないという班は10班中2班くらいしかない。対照(水+デンプン)に比べ色が薄いからほんとど同じ色まで、いろいろ出てくる。

唾液アミラーゼ活性は個人差が大きいせいなんだろうか?案外むずかしい。

酵素を失活させる

酵素活性を消失させる一番簡単な方法は加熱だ。しかし、これを50人のクラスでやるのは結構面倒だ。1学年100名なのだが2部授業なので1クラス50名なのだ。大学で2部授業というのはあまり聞いた事がないけど、本学では実習室が狭い、スタッフが少ない、大学院がないのでTA(Teaching Assistant)がいない(実は、前任者が1名雇ってくれていて引き続きやってもらっている)というわけで同じ実習を2回するのだ。さらにもう一つの学科も基本的に同じ実習なので毎週計4クラスやるのだ。

対象の酵素は唾液アミラーゼだ。ヨウ素ーデンプン反応は中学や高校、ひょっとして小学校でもやっているだろう。一応、大学なんだからもうちょっと系統的に、酵素活性を失活させてデンプンと反応させるというのが実習なのだ。

そんで、唾液を採取して、電子レンジで加熱というのをやったら、水がほとんど吹っ飛んじゃってだめだった(最初の年)。このときはピペットマンもなく、あるのはディスポの注射器だけ。だから注射器に1 ml 採って電子レンジでチンしたら唾液がなくなってしまった。悲惨な実習だった。 前任者の作成した実習書を見るとどうやって加熱したのか書いてない。「ビーカーに入れて加熱する」としか書いてない。

2年目はピペットマンを仕入れ(金の工面もちとたいへんだったが)、もうちょっとソフィスティケイトした計画を立てた。失活させるための加熱はホットバスで行った。そこそこ失活したように見えるのだが、十分でない。何故かわからずに終わってしまった。

医系の学生がピペットマンを知らないというのもかわいそうだからな。一部の先進的な教諭がいる高校ではやっているのを知っているが、ほとんどの高校でピペットマンをつかった実験などないだろう。

3年目の今年は、予備実習をしたのだ。そこで気が付いたのが、ホットバスは開口部が大きく、すぐ水が蒸発する割には温度が上がらない。蓋をする必要があると気が付いたのだ。温度が上がらないので、温度が冷えると酵素はもとに戻ってしまうのではないかと思ったわけだ。確認はしていない。唾液アミラーゼの不可逆的失活温度なんてネットにはなかった。80度5分というレポートがあったが、不可逆的なのかよくわからない。蓋としてアルミ箔を考えた。しかし、一晩、なんかいい別の方法は?と思案して、鍋の蓋を思いついた。ホットバスの径は25cm。さて25cmの鍋蓋にすべきか26cmのものにすべきか?25cmを購入してぴったりだったらいいのだが、合いそうで合わないと不安定になる。26cmを選択した。大は小を兼ねる。ネットで見ても鍋蓋のサイズの詳細はどこにも掲載されていない。
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予想通り、蓋の金属の縁が外にでてガラスとホットバスの縁が接する。これが25cmの物だと、ホットバスの縁と鍋蓋の縁の金属が微妙に重なって水平に置けない可能性があるから、26cmが安定していいのだ。

と、ここまでは予想通りで満足だったのだが、水蒸気が鍋蓋の内側で水になり、この水が蓋の縁から垂れてくる。縁が外に張り出しているから水が外に垂れちゃうのだ。くそ、失敗。だからといって25cmの蓋を手に入れる必要はないだろ。机が濡れるだけで済むからな。

[ 追記 ] とは書いたものの、やはり管理者の美意識に合わないので近くのホームセンターで24cmのサイズのを買って合わせてみた。ベストコというメーカの物だ。25cmの蓋は売ってなかった。2cm刻みしかない。24cmだとちょうど縁のステンレス部分が、ホットバスの縁に引っかかり、中に落ちることもない。蓋の縁のステンレスの枠には下に垂れ下がった部分があるが、これがホットバスの中に収まるので、今度は水が外に垂れないはず。26cmの鍋/フライパン蓋が4ヶ余ってしまった。ほかに使い道なんかない。「寸法数字が同じでも鍋フライパンの形状によっては合わない」との注意書きがある。そんなのはわかっている。だから製品には詳細なサイズを書いておけよな。手に入れてみないとわからないじゃん。サイズが2cm刻みという事は、料理ではそのくらいの精度でいいのだろう。

中に見えるのは、マイクロチューブのスタンドで、これも高さが足りない。マイクロチューブをスタンドに立て、マイクロチューブがひたひたに浸る水面の高さだと、ホットバスの温度センサーが空中に出てちゃうので、まずい。センサーが水没するところまで水を張るとスタンドの高さが低くてマイクロチューブがぷかぷか浮いてしまう。

しょうがないから、ステンレスビス/ナットを手に入れ、スタンドに足を作った。それでも水の量によっては浮いてくるから落とし蓋もステンレスの網で作成し、この落とし蓋のつまみはコルク栓で作った。これが写真に見えている。

今時の学生は「落とし蓋」て知っているだろうか?聞いてみよう。料理教室で「落とし蓋を落としなさい」と先生が教えたら、学生は鍋蓋を床に落としたという、ウソかホントか知らない話があるからな。日曜日昼の「噂の東京マガジン」というTV番組の「やってTry」というコーナーに出てくる同じ年頃の女子を見ると、この料理教室の話はホントに思えるからな。

[ 追記 ] 学生に落とし蓋て知っている?と聞いたら、「知ってる、魚の煮付けなんかのときやる」ということだった。「噂の東京マガジン」の「やってTry 」に出てくる女子よりましなようだ。ちと安心というか、もっとひどいのがTVにでてくるのだなぁと感心した。

酵素を失活させる方法のもう一つはpHを変えることだ。塩酸と水酸化ナトリウムを使ってみた。水酸化ナトリウムはだめだ。実験してみてから気が付いたのだが、デンプンのヘリカルな構造が壊れてヨウ素が中に入らず発色しない。知らなかった。やってみるもんですな。