放射性物質の拡散その2

電「放射性物質の拡散シミュレーションは困難」

東京電力は24日未明の会見で、福島第1原子力発電所から放射性物質がどの地域まで広がるかを推計するのは難しいとの見解を明らかにした。23日までの会見では「できる限り(推計をして結果を)明らかにする」(広報部)としていた。計算の前提になるデータが現時点ではそろわないため、公表方針を実質的に撤回した。

2011/3/24 2:56 日本経済新聞 のページから。

ちゃんとシミュレーション・ソフトを持っているらしいが、放出された量がわからないからできないとかぐちゃぐちゃ言ってできないそうな。シミュレーションの結果がパニックを起こすをを恐れているからだろうか。

しかし、外国ではさっさとシミュレーションをやっている。フランスのIRSNでは動画になっている。http://www.irsn.fr/EN/news/Pages/201103_seism-in-japan.aspxのpdfファイルに書かれているリンク先http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/animation_doses_corps_entiers_19mars.aspx

このシミュレーションによると関東地方への拡散は15、16日にあった。

東京都新宿区の放射線量は東京都健康安全研究センターが公表している。http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/past_data.html

しかし表だけだ。不親切だ。研究発表で数値だけの表のデータを図示するのは許されない。普通の人は頭の中で数値をグラフ化できないからだ。このデータを元にグラフにすると(縦軸はμGy/h、横軸は一日の平均値で3月1日から23日まで)

だったのでシミュレーションが結構一致している。21日からの増加は、上記のシミュレーションが累積でしか示していないのでわからない。

Norwegian Institute for Air Research (NILU).はノルウェイにある大気汚染をモニターしている研究所でここの http://transport.nilu.no/browser/fpv_fuku?fpp=conccol_I-131_;region=Japan

は、今日の予想しか表示されない。15、16日のシミレーションの結果はわからない。どっちにしろ風向きで変わる。どのシミュレーションでもほとんどが海に向かっている。

東電だってやればいいのに。シミュレーションと実際の測定結果を併記すれば、どのくらいいい予想が当たるのか、いい加減なのかがわかるし、予想が当たらないのならそれなりの判断をするだろうし、当たれば避難する人がでてくるけど、それは東電のせいではないだろう。

在日中の外国人にはパニックになって帰国したり、関西に逃げたりしている。母国での報道が、よその国だから表現がオーバーになるからだ。母国からの連絡でパニックになっちゃうのだ。日本の政府の発表は概ね正確だ。正確にしないとあちこちで計測できる状態だから、意図的に変えることはできない。

筑波の放射線量のモニターは高エネルギー研究所のがわかりやすい。

放射性物質の拡散

Radioactive なヨウ素やセシウムの拡散が大問題で、つくば市はどうほう公園を避難先と指定して、仙台や福島県から避難者が来ていると聞く。

管理者は4月1日から他の大学へ転職するわけで、単身赴任ということで家具付きアパートをさがしていた。地震の前の3月初旬は結構候補があったが、地震のあと忙しくてアパードどころでなかったのだが、ようやく土曜日にレオパレスの支店に行って契約できた。件数がものすごく減っている。避難する人が借りた例が多いらしい。2ヶ月とか3ヶ月という契約者が多いらしい。

で、今日のニュースによる放射性物質拡散のシミレーションだ.「SPEED I は、原発の位置や放出された放射性物質の種類、量や高さ、地形などを元に気象データを踏まえて計算。」とある。

http://www.asahi.com/national/update/0323/TKY201103230465.html からGoogle Map の地形図をおなじ縮尺にしてみたら。地形より風向きのほうが影響が大きそうだ。いわき市の方へ下がる腕は地形に沿っているように見えるが、川俣町への腕は山越えだ。

地震の5日目からの後片付け

地震のあった日から4日目(火曜日)は、倒れかかった棚をもとにもどしたり、余震でさらに崩れると危険な大型の物品を床に下ろすとかするのを大学院学生さんを動員して直して回りました。エレベータがまだ動かないので物品の廃棄置き場へ移動するのは無理です。

5日目と6日目に、ボランティア(主に大学院学生さん)が手伝ってくれて、廊下にだされた廃棄物品を仮設の廃棄物品置き場に移動しました。なんとか施設に依頼してエレベータ1基を動かしてもらい、ボランティアを2グループに分け、1Fのグループは降りてきた荷物を仮設廃棄物置き場に運ぶ、もうひとつのグループは下の階から順に廃棄物をエレベータに送り込むという手順で廃棄物を処理しました。エレベータはまだ安全確認が行われていないので人は入ってはいけないということになってます。下の階から始めたのは、上層階ほど被害がひどく、各研究室やオフィスから廃棄物がまだすべて出ていないからです。

研究室やオフィスから出された廃棄物をエレベータ前に集め、

エレベータに積み込みます。

掃除の人が勝手に違うフロアでエレベータのスイッチを押すので、混乱。清掃の方にも指示しました。

エレベータに入らない棚は分解する必要があります。

エレベータに乗ってはいけないというのに、この指揮官は乗り込んで働きます。しかし1フロアだけで、くたびれちゃって、途中でお茶を飲みに勝手に休憩に入っちゃいました。その間もボランティアの学生さんはせっせと働きましたよ。あとで、指揮官が戦場の全面に立ってどうすると、私を含め複数の人からおこられていました。

こっちの指揮官は体力に応じて掃除を。

エレベータが降りてきて1Fで受け取った廃棄物は仮置き場に移動。

この写真が廃棄物仮置き場ですが、まだまだ始めのころで、最終的にはこの3倍以上でてきました。

クリーンアップされた実験室側の廊下。

こちらはオフィス側の廊下。

廃棄された文書の山。地震が起こる前から捨てていればいいのに。

会計が手回し良く廃品回収業者を呼び出し、当日に回収してもらいました。トラックその1.

トラックその2.

トラックその3.

右の青い箱も満タンでこれは翌日、クレーンのついたトラックで運びだされました。

会計は、大学の別部署や他の研究所等から同じように廃棄物が出て、回収業者がなかなか来てくれないと思い、手早く手配したのですが、他ではまだ廃棄物を回収する準備ができていないようで、回収業者は依頼の待ち受け状態だったようです。ただし、ガソリンが手に入りにくくなっているので1回にまとめてくれとのことでした。医学はそれだけ素早く後片付けが実施できたということです。

というわけで、地震発生6日目には、大きなごみはすべて廃棄され、あとは各研究室やオフィスの住人が自らの部屋を片付ければいいという状態になりました。電気の復帰も早かったし、上下水道も通じていたしということもあって、大学の中でも復帰が最も早かった部署ではなかたのかと思っていますよ。一致団結とは、このような非常時には必要なものですな。細かなことをぐちゃぐちゃ言う人がいないわけではないけれどもね。ほんの少しの人間だけでさっさと手順を決めちゃったのもよかったです。通常のように、各組織の頭を集めて協議するなんてことやっていたら、このようにはいかなかったのではないかと思っています。

地震被害(翌日の写真)

翌日(土曜日)でてきて、まだ電気も通っていないけど、ざっと見回りましたよ。

学群棟と図書館の間のペデストリアンの下。パイプの留め金が破損。

サーバ室の天井、水漏れが止まったのはいいけれど、水を吸った飾りボードが重くなって落下。

ある研究室その1。単純に積み上げたのは崩れるだけ。

ある研究室その2.手前からくずれた板はなんだったんだろう。

ある研究室その3.

ある研究室その4.棚がくずれかかっている。

ある研究室その5.典型定期な実験室被害ですな。

ある研究室その6.棚の転倒、あとはなんだかわからない。

ある研究室その7.引き出しがあいているのが普通。しまっていても、それはあいたりしまったりしたあとだ。

ある研究室その8.棚がたおれなかっただけまし。

ある研究室その9.冷凍庫・冷凍庫は走るし、扉も開いてしまう。

ある研究室その10.液クロが落下。廃棄するしかない。

あるオフィスその1.

あるオフィスその2.ヒトがいなかったのが幸い。倒れた棚の下にデスクと椅子があったわけだ。

あるオフィスその3.棚が傾き天井のボードに角が刺さった状態。蛍光灯のソケットが棚が当たって破損。典型的なオフィスの被害です。

廊下。廊下に置いたロッカー戸棚が転倒したり移動したり。

また別の階の廊下。火がでたら非常にまずい。安全管理室が見回って、廊下の物品は倒壊しないようになっていたはずだが。

附属病院との渡り廊下。大きな隙間があいたまま。図の上が天井です。もともと分離しているものだけど、渡り廊下が落下する可能性があるのではと不安になります。

中庭の照明。本来はガラスでできた球状の覆いがあったのだが、ガラスは破損、落下。下にヒトがいたらガラスが降ってきて怪我したところだろう。

プレハブ(D棟;工藤棟)の床と壁。壁のボードが破損。軽量鉄骨でできたプレハブで全体が軽いから、ゆがんだとき室内のボードが壊れたのだろう。

共同利用棟Bの教室。100名が入る教室で大きな空間だったため変形が大きく、天井内にあった仕切りの板(LANケーブルが通っていた)隙間から落下。この棟は、窓も落ちたし、天井が落ちたところもあり利用禁止となった。

停電のあと、医学の建物への通電操作を行っている様子。各階ごとにスイッチがあるらしい。上流が電流を流すことができることを確認し、各フロアのスイッチの状態を確認し、通電することになる。

自動的にシャットダウンされたスイッチをもとに戻す。パイプを差し込んでスイッチをONにする。で中央に準備ができたと報告して通電を開始する。このパネルから遠ざかれとの命令。なにかあったら、映画のようにパネルがぶっ飛ぶからだろう。

地震被害の写真(当日)

2011年3月11日(金)14時46分の東北地方太平洋沖地震の直後は当然写真なんか撮っている暇はない。しかし、揺れが収まったころから撮影したのを紹介する。めちゃくちゃになった部屋ばかりの写真で、もっとあるけど、ここに掲載するのもいやになる。

電算機室内のサーバ室。上の階で上水のパイプが破損し、水漏れのためあわててビニールシードを探しだし、基盤室のサーバー群を覆った。

これが本来の姿

直後に建物から出て避難した職員と大学院学生。春休みで学群学生がいなかったのが幸い。春休みでなかったら発生時刻は授業を実施している時なのでパニックになってけが人がでただろう。

消火栓からホースも飛び出ていた。

学生が稼いできたトロフィーをおさめたガラス棚は転倒して使い物にならず。

階段のコンクリートは剥がれおちた。

エレベータは、最寄りの階で自動停止したらしい。

事務室(総務)の棚が落下。

支援室長の机。重ねてあった書類、書籍が落下。超軽微な被害です。なにもなかったに等しい。

大学院オフィスの学生のメールボックスが落下。これも軽微な被害です。元に戻せましたからね。

地震被害

地震被害の一端です。Examples of damages.

あちこちの時計が、地震発生時を示して止まっていました。発生は14時46分でしたが、止まっている時計は49分が多かったようです。つまり3分間後が最大に揺れたということでしょうか。A lot of clocks stopped at the time of the earthquake.

8Fのとある部屋です。扉も開かないので、強引に開けて、中を見たらこんな状況です。倉庫として色々な資料が置いてある部屋で、地震時にヒトがいなくて幸いでした。ほとんどの棚が倒れています。棚を天井に突っ張り棒で押さえていたのですが、天井の化粧版の軽量鉄骨の部分ではないので、化粧版が壊れています。An office room where most of shelves fell, and article has been scattered. It was lucky no one was there at the time of the earthquake.

実は、この部屋は、通路の安全を確保するため、学生さんを動員して1Fから順に各フロアの廃棄物を建物の外に出した後、8Fで最後に発見したものです。部屋の管理者の一人に、人手があるから整理の手伝いができると申し入れたら、複数の研究室が使っているため、一人ではどれを廃棄していいのか判断できないので、このままでいいとのことでした。というわけで、学生さんのお仕事はこれで終了。それがわかった学生たちは一斉に携帯をとりだし室内の写真をぱちぱち。Volunteers (most of them were students) who have just finished the clean up passage ways of every floor for safety took pictures with their cellular phones.

ガスボンベはこのように転倒しないような柵に置くことが決まっていますが、役にたちませんでした。It was decided to put the gas canister on the hedge but it was not useful like this.

インキュベータらしき機器を、棚に固定して据え付けたのはいいのですが、下の棚が傾いて、インキュベータの角が天井の化粧版に突き刺さり、動けなくなってしまった状態です。やはり、重たい機器は下のほうに設置すべきです。Another example of a lab. The door of the incubator was opened and all materials were dropped.

これは、共同利用棟Bの2F、100人教室です。プレハブで軽量なのはいいのですが、天井が落ちて、断熱材が暖簾のように垂れ下がっています。A part of ceiling of a classroom fell and insulations were falling like curtains.

窓枠も外れて下へ落下。プレハブ棟は部屋が仕切りで細かく分けられているところは無事なのですが、100人が入る教室のように大きな部屋は3室とも使える状態ではなく、建物への立ち入り禁止ということになりました Window has dropped besides the classroom.

地震直後、停電になったので、自分だけの冷凍庫を守りたくて自家発電機を調達した人がいました。ところが部屋を締めきっていたので排気ガスがすごく、一酸化炭素中毒を引き越す恐れがあり、該当者は呼び出され叱られました。こういうときは、やはり自分だけはというのは嫌われます。It became a electric power failure immediately after the earthquake. Someone brought a private electric generator to protect his samples in his freezer. But he closed windos of the room so exhaust gas was full. He was scolded by his head of the institute.

冷凍庫に書かれた文字。大学人としてなさけない誤字ですな。Characters written on a freezer. Such an erratum is shameful as an university person.

地震が発生したときから−その2

15日(火)

大学院学生を集め、主に6階以上の傾いた棚を修復。ゴミ処理を行うために危険となる棚をとりあえず元に戻す。教授室の開学時に設置されたオフィスのスチールの棚が大量に傾いていた。傾いて天井の飾り板に食い込んでなかなかもとに戻せない。槌でたたいて戻す。講師室の棚も転倒、移動がはげしい。実験室の転倒した棚ももとに戻す。ガラスの破片、書類が床にちらかっているがこれらは無視。自分たちでやってもらうしかない。とりあえずは余震でさらに転倒したりしないように、あるいは不安定な大きな棚は床に下ろす等を行う。

16時 医学部門災害対策会議。被害の修復の程度の報告を各フロア責任者から受け、今後の方針を決定。通路の安全確保のため大学院ボランティアを集め、廊下に出された廃棄物を建物外に出すこととする。研究室やオフィスを解錠したままと昨日指示したが、これをやめ通常の施錠でいいことを確認。

16時30分 大学院の運営委員会。この委員会で承認がないと学生が修了できないので開催。

19時30分頃 節電、節水、のお願いと、研究室、オフィスの施錠は通常とおりでいいとメールで全員に連絡。整理の研究室内にちらかった書類の整理と破棄。

16日(水)

10時から昼食をはさんで17時半まで。大学院学生を指揮して3Fから5Fまでの廃棄物品を処理。3Fが一番多かった。

13時30分医学部門会議兼医学部門災害対策会議。現状の報告と対策を議論。

1Fと2F、4Fの廃棄物品はわずかであった。被害の大きさがフロアによって違うことがわかるが、3Fの廃棄物品が多いのはなぜか?

17日(木)

10時から昼食をはさんで17時半まで、大学院学生を指揮して6Fから8Fまでの廃棄物品を処理。ここが一番ひどく各フロア約2時間を要した。8Fの片付けが終了したあと、ボランティア大学院学生に解散を命じた直後、開かずのドアの部屋を発見。中はめちゃめちゃ。棚がほとんど転倒。部屋の関係者をみつけ、処理の手伝いをするがどうかと聞いたところ、複数の科が利用しているので、どれが不用物品か判断できないので、処理できないとのこと。そこで大学院学生に本当に解散とつげたところ、この部屋の写真を携帯で一斉に撮影開始。

回収業者がきて、18時ころ、机、棚などを回収していった。副研究科長と飲食。おしまい。

18日(金)

16時から臨時医学部門会議(医学部門災害対策会議)。大きな案件はなくなったとして医学部門災害対策会議は解散。

地震被害とその回復

実験室の混乱状況とその回復の一端を。The confusion situation of a laboratory and a part of the recovery.

とある、研究室です。固定していない棚は転倒です。机にあった物品は床へ散乱。One of the examples. The shelves not fixed firmly  fell down. The article on the desk were scattered on the floor.

固定の甘い中央実験台の棚が転倒。A shelf located the center of an experimental desk and not fixed firmly  on that desk fell down.

倒れた棚の向こう側で、転倒しなかった棚もあります。There was a shelf that did not fall fortunately. However, the article scatters on the floor.

6人がかりで、えいやっと、もとに戻した本来の姿です。これが倒れちゃったんですね。薬品とおくために横にパイプがあります。このパイプがあるとないとでは大違いです。棚が転倒しなければ、棚にあるパイプによってガラス瓶などは棚から落ちません。At six days after the earthquake, this shelf was lifted as the former . This was an original appearance.

棚もしっかり実験台に固定、天井との間に、転倒防止の突っ張り棒があったら転倒しなかったでしょう。棚の机への固定が、納入業者がいい加減にやったもので、金具が小さく、すべてぶっとんでいました。おおきな金具でしっかり固定するのが必要です。この棚のように頭でっかちのもよくないです。

地震が発生したときから−その1

3月14日20時までのlog

3月11日(金)

14時46分ごろ地震発生。停電。

15時頃、kiban 停止 管理者がサーバへの通路を確保している間に、そしてUPSがまだ生きている状態で岡田君がkibanをシャットダウン。管理者が他のサーバ群をシャットダウン。全員避難。

電算機室のサーバ室の天井から水がぽたぽた。上層もどっかでパイプが破損したらしい。内藤君が外で、イノベーション棟の工事の人がいてビニールシートを手に入れてきた。これでサーバを覆いなんとか濡れずになった。水が垂れてくる位置がずれる。電算機準備室の方にも漏れ始める。パイプの元栓を閉めたという情報がどこからか来て、応急処置だけでなんとかなると判断し、一端建物外に退避。

再度建物内に入る。大きな余震。4F近場に漏水や火がでていないと判断。実は7Fでの漏水が1Fまで届いたようだ。他の看護医療棟でも漏水があったようだ。事務職員等からの情報を得に2Fへ。主に低層のフロアを見て回る。

自宅がちと心配なので、自転車で帰宅。途中コンビでおにぎりを購入。まだ殺到していない。自宅がなんともないのを確認して車で大学へ。ガソリンがないので満タンに。このときもまだガソリンスタンドの列はほんの少し。建物近くの駐車場が空いていることを見ると、かなりの人は帰宅したようだ。

22時頃なにもできないと判断して帰宅。

12日(土)

自宅待機。通電可能の連絡が16時すぎにあり。2F事務室が仮の医学部門対策本部となり、学群長、施設設備委員会委員長、支援室長と打ち合わせる。副研究科長は台湾に出張中。電話が通じない。

17時ころ学群棟通電が可能と判断して通電依頼。

18時ころ学群棟通電。異常なし

18時から施設設備委員会委員長と管理者が学系棟を視察し漏水のあったあたりのブレーカをOFF に

18時30分、学系棟通電を依頼するものの、業者が対応できずあきらめる。

20時帰宅

13日(日)

9時過ぎ、学系棟通電を依頼。通電。学系棟に特に異常はない。サーバーを起動。9時39分動作確認した。

9時半過ぎから看護医療棟のチェック。

一部勝手に発電機を持ち込み冷凍庫を確保している研究室を発見。一酸化中毒のおそれありと判断し停止を依頼。

問題がなさそうと判断し、通電依頼、しかし業者の派遣は2時過ぎということになった。

10時半ころ、学系教員あてに通電したが一部ブレーカーが落ちているので勝手に入れるなとメール送信。ブレーカーのパネルに掲示も行う。

学群長、副研究科長、管理者、臨床医学系長が集まって明日9時から臨時医学部門会議(医学部門災害対策会議)を開催し、10時から一般教員への状況説明会を開催することを決定。

14時、看護医療棟、修士棟の通電。異常なし。各フロア点検。

17時ころ、出入りを警備室前に限るためにNet2の設定、

20時頃、副研究科長がようやく大学へ来る。これまでの経過を報告し、打ち合わせを終えて帰宅。

21時30分 大学から計画停電の連絡

14日(月)

6時20分からの計画停電に備え、6時頃から待機。ついでにサーバラックの配線整理。

しかし停電は実施されず。kiban以外のサーバの電源を遮断。

9時臨時医学部門会議(医学部門災害対策会議)開催 当座の方針の決定 フロア責任者を決め12時までに損害報告を13時の部門会議に報告することを決定。

10時利用者説明会。廃棄物品の処理方法を説明

13時臨時医学部門会議(医学部門災害対策会議)、損害報告をもとに今後の方針を決定。看護棟の軽微だが男手を必要とする修復を工作室に依頼。

16時30分、大学当局の指示で帰宅すべき人は帰宅

17時頃 PCMEルータ等の起動、ZEUS等のサーバは起動させず。

16時 管理者が主宰する会議の延期等、メールで連絡

18時 外からの出入口の制御を再度設定。外部から入れなくする。入館者はすべて警備室前の出入り口からとする。教員にメールを送信。

19時過ぎ 帰宅

Bonjour

とある事務室に無線AP/router を設置することになった。ロジテックの LAN-WH300AN/DGR だ。何故かというとiPad を使う必要があるからだ。事務といっても、あるプロジェクトの事務で、通常の事務とはちとちがう。

先週の金曜日の話だ。ipad の接続も確認しておしまい、すべて説明も含めて2時間で終わった。が、月曜日になって、Mac を使っているとルータ外のパソコンが共有で見えるようになった。気持ち悪りー のでなんとかしろということだ。

新しいルータなのでBonjour が通るんだろうか。これまでのルータは通らなかった。というわけでルータのフィルタを、ルータの下へ/からのIP address はBonjour のポート 5353 を通さない という設定にしたつもりだが、まだ見える。Mac のシステム環境設定ー>ネットワークー>インターフェースを選択し、詳細からTCP/IP のタグのページでIPv6 を切るとした。どうやらMacはBonjour をIPv6 でも使えるように設定してあるようだ。

無線AP/Router の仕様にIPv6 については何も書いてないなぁ。と思ったらダウンロードした取説にIPv6はブリッジとなっていると書いてあった。NAT の設定のところで IPv6ブリッジ をOFFにして問題は解決した。

デフォルトではWindows のファイル共有はルータでブロックしているらしい。どこにその設定があるんだろ。

ループガード付きハブ

ハブを交換したと、先に書いた。結局12台であった。

ループガード付きというわけで、テストしてみた。

古いハブを接続し、そのハブでループを作ったが、ループガードは働かない。何故かというと古いハブはポートのストレート/クロスを判定しないので、そもそも接続できず、ループができないのだ。

ちと、新しくなるとケーブルがストレートかクロスかを自動判定する。これだとストレートケーブル2つのポート接続してループを作ると、どっちかがストレート、他方をクロスと誤認識しループが完成する。

設置したハブの下流のハブでループを作ると、ループガードが動作し、設置したハブとループのあるハブとの接続が遮断される。設置したハブのポート同士をストレートケーブルで接続すると、そもそも接続が成立しない。設置したハブは鍵のかかる成端箱(端末箱)内にあって、ユーザがいじれないのでこのような状況はないことになる。仮に管理者が誤って接続しても接続自体が不可能になる。

というわけで、約半分のセグメントではループによるネットワーク接続ができなくなることは、当事者のところだけとなるだろう。残りの約半分はこのプロテクションがない。だから、こっちでループができるとそのセグメントは全滅だ。

Switchの交換

先日のギガビット対応Apresiaの交換がなんとか済んだので、それより末端をギガ化することにした。

実はユーザは気がつかなかっただろうが一部フロアはすでにギガ化していたのだ。医学内を全面ギガ化することにしたのだ。なんていうことはない、ギガハブが安くなってきたからだ。ループ阻止というおまけがついているハブだ。8Fから地下まで、一カ所30分の予定であったが、オーバーしてしまった。その理由は、各部屋への配線は当然のことながらタグがついているはずなのに、そのタグのないケーブルが結構あったからである。最初の一斉配線のときは、ネットワークを必要としない部屋には配線しなかったのだが、その後部屋の用途が代わって追加配線したからだ。そのとき業者は1本だけだからタグを付けずに放置してしまったのだ。おかげて予定が遅れてしまった。

一部、残ってしまった。

Apresiaとはインテリジェント・スイッチなのだが、48ポートの製品はDHCP機能が27ポート以上に割り当てると機能しない。そんなのは事前にわからなかった。こまった。最大48セグメントで運営できるとおもったからだ。すでに26セグメント使っており、近々さらに4セグメントが増えるからだ。DHCPサーバを立てないといけない。とほほ。

サーバを医学内に置かず、学情において、保守を外部業者に委託するというポリシーなのに。