近頃の若い者は

近頃の若い者は というだけの資格があると思いここに、本日の出来事を公開する。

電極作成室の床に水が流れていた。発見者は大学院1年生KIである。彼にとって本日は、彼のボスと直属の小ボスが米国の学会に出張で、取り残されてサルを使った実験ができない週間に突入したのだ。そこで夏休み前からの課題を果たすべく、X棟から医学にやってきて、電極作成室で、課題を実行しようとしたのだ。電気回路を作ろうと思ったのだが、管理者にいわれて、機器のパネルの加工を始めることにした。メータ、スイッチ、コネクタ等の孔をパネルに開ける工作だ。すでに穴の配置図は管理者が作成してある。

電極作成室とは、文字通り、生理学実験で使うための電極を作成する機器があり、そのほかピペットの洗浄機や製氷機もおいてある。ドラフトも完備しているので、有毒ガスがでる実験操作もここでやる。

状況:床が水浸しだ。しかしなんの行動もとらない。作りかけの電気回路の基板を持ってさらに作成を続けようとしている。

しばらくして管理者が部屋に入ってきた。KIが管理者にクレームをつける「なんか床が濡れているんですけど」

管理者「なんだ、もらしたのか、ばっちいな。本人が不細工だからといって ばっちいことしていい という理由はないぞ」

KI「ちがいますよ。最初からですよ」

実験室の床が水浸しというのは、非常にヤバい状況である。オーバーフローした水は当然重力にしたがって、下の階に流れる。建築業者は床や天井を厳密に水平に作っていないので、流れ出した水は階下へ、まっすぐ下ではなく、とんでもない所へ広がっていく。下で大事な機器があって水浸しになったら弁償ものだ。そんな金はない。あわてて、オーバーフローの原因を探った。

ピペット洗浄機に水が流れている。これはやばい。しばしばこのタイプの洗浄機はオーバーフローを引き起こす。シンクに流れ出すようになっているが、シンクの排水孔はよくなんかで塞がれている。特にこの部屋のシンクにはいろんなものが何故かおいてあって危険だ。しかし、シンクがオーバーフローしたのではなかった。念のためこの洗浄機への供給は止めた。

水は製氷機からでている。製氷機の氷は解けたとき配水管を通って、床に開口している別の排水官へ流れ出ることになっている。床の配水管は開口しているだけでここに製氷機の配水管が水を捨てているのだ。製氷機の配水管から流れる水が見える。流れているが、その量がすくなく、製氷機の下部の解けた水をプールする受け皿からオーバーフローしているのだ。製氷機の配水管が詰まったのだ。

原因を確認したあと、取りあえず、プールされた水を捨て、床にこぼれた水をふきとらねばならない。管理者がモップやスポンジ、ぞうきんを持ってきて床に溜まった水を吸収して捨て始めた。製氷機の氷も取りあえず捨てて、これ以上水がでないようにしなければいけないが、まずは床の水を取り除かないと下の階に流れちゃったらたいへんなことになる。

この間、KIは何をしていたと思う?

管理者が作成したパネルの孔の位置を原寸大で記した紙と、床がぬれているのに,無視して、前と後ろのパネルをケースからとりだしている。ドライバが必要だとかいいつつ、うろうろ。

管理者が床から水を取り除く作業をしている間も、パネルの工作のための作業を続行している。ドリルで孔あけができるように準備できたら、1Fの工作室へいっちゃった。この間、水を取り除く作業を手伝いましょうか?など言わない。ひたすら自分のパネルの加工だけしか頭にない。いやそれとも部屋が水浸しなのは管理者の責任で当人は全く関係ないと思っているのかしらん?人が困って大変だとあたふたと水の除去作業をやっているのに!!

このあとY先生がきて、手伝いはじめたけど、腰がもたないといって王さんを呼びにいってくれて、Oさんと一緒に対処した。製氷機の氷はすべて廃棄。

で管理者は、これ以上水が床にこぼれないのを確認して予定の会議へ。1時間半の会議のあと、掃除のおばちゃんのたまり場に行って、掃除のおばちゃんなら必ず持っている筈という道具、Plunger(またの名前をラバーカップ、通水カップ、ボンテン、ガッポン、スッポン、ズッコン、パッコン、バッコンだそうで、あんたはなんと呼んでいる?)を借りて、ポッコン、ペッコンとやってみましたよ。

配管から、水垢とゴミがでてききて、水を流したらよく流れるようになりました。

KIのような子供を育てた親の顔がみたい。親がきてもらってもこまるけど、果たして親のせいか?なんというやつだ。自己中、個人主義なんとでも言えるが、あまりにもひどいんじゃないの?最近、車のひき逃げが沢山あるけど、KIだったら目の前でひき逃げ事件が起きても、その先のコンビニで買うジュースの方が重要なんで、ひき逃げの目撃者なんてならないんだろうな。自分の使っているサルはジュースを報酬として訓練しているから、実験者の方もサルと同じレベルになっちゃったんだろうな。

KIの悪い口癖は「めんどうだ」である。「こうしたらいい」という助言 あるいは、「こうしろ」という命令に対して、必ず、「そうしなければいけなのですか?めんどうだな」と返ってくる。こういう返事が返ってくると、言った方は「じゃやめろ、KIには仕事を与えない」ということになる。「めんどい」といいつつ、結局はやるのだから、よけいなことは言わないほうがいい。もっとも、大ボスや小ボスに対しては言わないのかな?管理者にだけなのだろうか。

今後、管理者および管理者に属するグループ構成員に、KIが「めんどうだ、云々」と返事をした場合、1回につき100円を罰金とし、宴会の費用に充てることにした。本人が納得しているし、今回の事件があったからだ。教育的配慮というのだ。

しかし、同じような教育的配慮を昔、THに対しても実施し、3万円くらいの罰金を取ったことがあるけど、効果は全くなかった。このような教育的配慮はどの学生に対しても有効ではないのだろうか?有効/無効の検証することにする。

教えてちょうだい掲示板にカウンターを設置したので、KIが「面倒だ」とか言ったら、カウントしてください。