terui のすべての投稿

移転したら単純にうまくいかなかったこと

移転したけど、うまくいかなかったこと。
すべてのファイルは移転できたようだけど
1)コメント欄がみえない → 設定 → ディスカッション をいじっていたらみえるようになった。
2)画像などのリンク先が昔のまま →  Velvet Blues Update URLs というプラグインで一括変換した。

3)Light Box 系のプラグインをつかうと別ページが開いたのちオリジナルのサイズの画像をみることになっちゃう。本来のポップアップにならない。→これは前からで、原因は調査中。Light Box系のHuge IT lightbox をプラグインとしてインストールしているけど。

例えば、下の図をクリックするとオリジナルの解像度の図が開く…..

20160413elephant

はずだが開かない。この写真は移転後にアップした写真だ。前のサイトから移築した写真は、コメントページが開いて、さらにクリックするとオリジナルの解像度・大きさの図が提示される。

んが、わからんぞ。時間がないから、後回し。

4)古い記事をみてみたら、図・写真がでてこない。最近のは問題ないけど。

WordPress アップデート

One click でWordPressのアップデートができていたのだが、なぜか4.4.2からできなくなってしまい。アップデートをちとサボっていた。

ようやく、先ほどマニュアルで終了した。プラグインやテーマのアップデートはone clickでできるようになったから、次からは問題ないのではと期待している。

アップデート中はウイルス防御のプラグインを止めていたわけで、そしたら17:49:44 Probably hack/malware attempt! なんてのがあったよ。p8163-ipbfp1903tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 名古屋からです。ボットに感染しているんでしょうな。

広告URLだらけのコメントが投稿されていたしています。

[ 追記 ] 2016.4.12

WordPressの更新に伴い、いままでのサイトから引っ越しました。これまでのac.jp のサーバは問題とされたことはないのですが、個人的な意見表明が多くなりすぎたので引越しです。匿名での情報発信は禁じられているので顕名で言いたいことを勝手にわめいていたわけですが、組織の財産を使ってこんな好き勝手なことわめいていいのかと判断され、管理者自身にペナルティがあってもしょうがないでところです。しかし、ネットワークを管理するほかの人には迷惑になりえます。そこで、クレームがつく前に所属部署に設置したサーバではなく、個人的な別サイトに移転させることにしました。

ほんの一部の関係者しか読んでないブログでしたので好き勝手に書いた結果、関係者には評判がよかったわけですが、最近は関係者でない方もアクセスしていますからね。変な抗議を当局にメールされても面倒なことになるだけですからね。個人的なサイトだったらいいでしょ。

エアブラシ?

STAP HOPE PAGEprotocolのページの典型例の緑の蛍光が明るすぎるというのが誰が見ても疑問に思うところだ。「STAP細胞を語る会 小保方さん擁護派も批判派も」の4月6日頃の投稿では、ブラシで描いたのでは?という疑問が呈されている。All or None のデータじゃないんだから、本当なら適当な露光時間で撮影すべきだからな。

理研の報告書の蛍光顕微鏡による酸処理後形成されるSTAP様細胞塊の緑色蛍光検出のpdfをブラウザ(Chrome)で開き、25%に縮小して(上)表示し、STAP HOPE PAGEのprotocolのページの典型的結果という写真の明視野とOct4が発現してGFPが発光したと称している写真をブラウザで500%に拡大し(下)スクリーンキャプチャで撮影して並べてみた。

20160409stap_compare

どちらもオリジナルの写真はないし、写真の倍率が違うから、明視野の細胞塊がだいたい同じになるように縮小/拡大したのだ。

明らかなように理研報告書の方はムラが見え、STAP HOPE PAGEの写真はムラがなく均一に緑色だ。

20160409stap_expand

Photoshopで明るさを-100%、コントラストを+100にして保存し、さらに明るさを+25%、コントラストを+100%にし、400%に拡大し、スクリーンキャプチャしたのが上の写真です。ムラが見えてきました。さて、このムラは左の明視野の写真の構造と対応するでしょうか?それともエアブラシの痕跡でしょうか?手作りかどうかは判断できないですけど….

こんなに騒ぎになったんだから捏造なんてありえないというのが当たり前ですが、主人公の行動については、普通の人なら〜のはずなんだけど、ユニークで、ことごとく期待と違うんだよね。

ガンガンに露光時間を長くする場合と、そうではない場合とか、この場合だったら、この細胞塊とネガティーブだった細胞塊も同一視野に収めるとか、要するにコントロールをしっかり提示しないと、たった1ケの写真示したってダメでしょと言われるだけですね。

しかし、提示されたデータが信用されない状況なんだから、誰からもクレームが付かないように十分検討して提示しないとまずいんじゃない?大学院とかポスドクの時期に学習するのが普通なんだけど、違ったんだろうね。現状は、誰も指導してくれないからこんな図を提示しちゃうんだろうね。

この写真は理研の検証実験の、理研が公開していない写真で、理研の許可がないと思われる。いいのかな?理研としては、もう結論のついたことなんで、クレームをつけて余計な騒ぎにしたくないのかな?それとも検証実験の写真でない?

それにしても、独自のページを立ち上げても、間違いだらけ、疑問だらけでインパクトがないので、どこも騒いでいないね。こんなページの公開を批判派が妨害したと擁護派が騒いでいたけど、こんな内容だったら、批判派が嫌がらせにしても公開を妨げる理由がないね。

突っ込めとヤジがあったので

コメント欄以外から突っ込めというヤジをいただきました。例のSTAPのブログは突っ込みどころ満載なんですが、漫才が商売じゃないし、新学期が始まって忙しくなりつつあるので、遠慮して一つだけ加えてみました。

管理人のジジイは英語ができるわけではない(というかできない部類に入る)のですが;

The character of STAP stem cells was quite similar to both ES cells and iPS cells.
という英文は学生さんのよくやる初歩的ミスですね。「ESやiPS細胞の ”それ that of ” とよく似ている」としないといけないのですが、日本語だと「Aさんの性格はBさんとよく似ている」で通じてしまうのでこれをを英訳にしちゃった結果ですね。日本語でも正確には「Aさんの性格はBさんのそれ(性格)とよく似ている」ですけど。

様々な項目について比較するとよく似ていると主張したいと思うので、複数にしたほうがよくて;

Characteristics of STAP stem cells were quite similar to those of ES cells and iPS cells.

のほうがいいかと愚考します。characteristics に定冠詞を付けるかどうかはよくわからないというのが管理者の情けないところで、多分いらないでしょ。ちなみにGoogle翻訳を実行すると問題の英語は

STAP幹細胞の特性の両方が、細胞やiPS細胞のESにかなり類似していました。

となり、both が書いた人の意図通りに訳されませんね。ジジイの英語は

STAP幹細胞の特性は、ES細胞やiPS細胞のものと非常に類似していました。

となりました。

でこれらの日本語を同じくGoogle翻訳で英語にすると、STAPブログ作者のは

Both of the characteristics of the STAP stem cells, was quite similar to ES cells and iPS cells.

となり、both が主語になっちゃっているのがわかります。ジジイのほうは

Characteristics of the STAP stem cells, were very similar to those of ES cells and iPS cells.

となりました。 cells の後の , (カンマ)はいらないと思うけどね。

自動翻訳はなかなかうまくいかないのですが、日本語を英語に翻訳して、その英語を日本語に翻訳すると、翻訳された英語のどこがわるいのか、日本語なので抽出できることがしばしばあります。

 

めちゃくちゃなプロトコル

例のSTAP細胞作成プロトコルだが;

1)ATP濃度がめちゃくちゃだというネットの批判を受けて 200 nM が 200 mM に訂正された。

April 5, 2016 の追加情報として「ATPはモル濃度の理論値ではなく、最も良い結果のでた測定値だ。ATPの重量はpH値の変化に基づいて決めた。」なんてわけのわからないことが加わってます。なんでしょね。1 mの水に110.57 mgのATP溶かしてどうやってpHを測定するんだろ?こうなのかな?「1 mLの液体のpHを測定しつつATPを加えていって、あるpH値にする。でそのときの重さが110.57 mgだ。」ということかな?ありえないだろ。できないだろ。

10.Carefully the discard the supernatant
11.Add 500μl of HBSS and suspend a cell pellet using a 1000μl-pipette***
12.Take out 6μl of the cell suspension for cell counting
13.Add 6μl of ATP solution

こんな有効数字1桁の実験に110.57と有効数字5桁の試薬量を加えて意味があるかよ。溶けるかどうか知らないけど「110 mg を 1 mL の水に溶かす」程度の精度で十分だ。真面目に 0.01 mgの精度で測定して200 mM溶液を作らないといけないのかよ。学生実習の電子天秤の使い方じゃないんだぜ。意味のないことやるな・やらせるな。

Vacanti のプロトコルでは200 mM ATP 溶液のpHは3.0 程度だそうで、これをHBSSにATP溶液を滴下してpHが5.0 になるようにする。その結果、ATP濃度は 3-5 mM になるそうな。こっちのほうが、STAP細胞ができるかどうかは別にして、本当らしい。

2)500 ml of HBSSを加えるというところが500 μl of HBSSに訂正された。これはネットの指摘がなかったようで、自分で気がついたようだ。

3)在米ポスドクさんの本ブログでの指摘 ATP がAdenosin5’-triphosphate disodium salt hydrate とadenosine の最後にe が抜けていることにはまだ気がついていないようだ。

4)管理者の指摘;数字と単位の間はスペースが必要 はまだ気がついていないというか、論文のコピペしたことはあるが、自ら書いたことがないから知らない様だ。

5)試薬の文中についての在米ポスドクさんの本ブログでの指摘;「Aliquot in 30μl incrementsあるいはAliquot in 10μl increments」 の意味はなんだ?

どのくらい分注して保存するかは、このあとの手順で、一度にどのくらいの量を使うか、試薬の価格は、保存に耐えるか等の要素で決まる。ATPはそんなに高価な薬品でないようだし、1培養皿に 6μl 加えるようで、これを一回の実験で5ケつくるから 30 μl に分注保存するんだろうか?6μl x 5ケ で 30 μL は無理ですな。4 ケ だな。分注することまでプロトコルに書くのがいいのか、書くのなら、その理由も加えて丁寧に記載したほうが親切だというものだ。どのくらい分注して保存するかは、実験手順できまるから、実験者によって様々になる。だからいちいち書く必要はない。

あるいは、他の人にSTAP細胞を作ってもらいたいんだだろうから、そして文章の長さに制限がないんだから、ミスのない丁寧な説明にすべきだよな。本当に実験やった・できたんだろうか?英文論文は書いたことがないようだ。英語については、丁寧な添削があるよ。「STAP HOPE PAGE、小保方晴子の英語が洒落にならない」だ。

細胞培養の実験なんかやったことの無いジジイの言いがかりかもね。

Erratum

STAP HOPE PAGE Nwes というタブが出来て、こここでも、あっちこっちでも問題になったATP濃度について、訂正が書かれている。本人が気が付いたのか、あちこちで問題にされているのを誰かがご注進したのかわからない。

当ブログでは200 nMは200 mMの間違いだろと指摘したがその通りだった。でそんなに高濃度になるかということについては、溶けると書いてある。しかし1 mLのミリQ水に溶かすというのは非現実的だろ。濃度はそうかもしれないが、プロトコルなんだから xx mg を溶かして10 mL にするとかにすべきだよな。pHは調整はしないのだろうか?

訂正があるのはいいことだが、それにしても、こんな誤植?があるのは、注目されたいのに、迂闊というか理解しがたい性格の人ですな。

挙足取りだけど、200mM、 500μL という表記は誤りである。数字と単位の間には半角スペースを入れるのが決まりだ。200 mM、 500 μL が正しい。卒論で指摘される、あるいは修士論文作成時に教わることだ。自分で論文書いたことないんだな。$40 とか 40%、40℃ の時は半角スペースが入らない。何故かは知らない。

被害者妄想?

STAP HOPE PAGE が立ち上がったら、すぐにアクセスできなくなった。サイバー攻撃だと騒ぎになった。「研究者が公開したプロトコルにサイバー攻撃をかけるというのは、「研究弾圧」であり「言論弾圧」でもある。」、「(小保方氏は)『それほど私の研究内容を阻止したいのか』と不思議がっていた」(小保方氏の代理人 三木秀夫弁護士)」、「https の証明書が書き換えられた」、「DoS攻撃だ」などといわゆる擁護派は批判派がやってるのではないかと大騒ぎ。

違うんじゃね。このページの著者は、早稲田での博論再提出がうまくできず、博士号が取り消しになった時、「今回の再提出した博士論文や関連するデータは年度内をめどに随時公開して参る所存です。」と27年度中に公開すると大見栄を切ったもんで、著者がページを立ち上げたら多くのアクセスがあるにちがいないと、サイト乗っ取りだけが目的の、STAPには何の関心もない誰かが、妨害しただけでしょ。サイト乗っ取り者は、公的サイトだったら大義名分があるかもしれないけど、今回は妨害/乗っ取り自体が目的だから話題になるところを攻撃したんだろ。批判派は、この著者の発表内容をコケにするような発言をするけど、肝心の著者の言い分が見えなかったら、コケにできないから、妨害なんかしないだろうね。被害妄想だよね。

こんな、科学的にも不十分な、かといって一般向けに解説したわけでもないページを立ち上げる目的はなんだ?博論公開できない代わりか?このページができたことで「STAP細胞問題はやっと科学的議論、検証の世界に戻った。」なんて頓珍漢なことを言う擁護派(上田眞実/ジャーナリスト)もいるけどね。科学ではすでに結論が出ているのに何をわめいているんでしょね。

理研もサイトの構成を変えてSTAP関係は奥まったところに押し込んじゃったしね。

著者がSTAP現象があると信じているのはわかったけど、科学界ではもはや新規に証明しないとダメだと諦めて、別の道を歩んだ方がいいのでは?理研の許可があるのかわからないデータの都合のいいとろだけつまみ食いして公開したりしても、結論をひっくり返すデータはないわけだ。まだ30歳そこそこで、人生の半分も終わっていないんだしね。著者よりはるかに年上の東大分生研の加藤元教授は、商売替えて、相馬でボランティアとか若い人の指導しているみたいだよ。

まだ続けたいのなら、助けてくれと表明して、擁護派が研究所を作ってあげたらいい。すでにご本人が本の売上3千万円以上あるようだから数年分の自身の給与はいらないでしょ。商売替えしない韓国の黄禹錫(ファン・ウソク)は支持者(宗教団体らしい)が研究所作ってくれてマンモス再生なんかやるようだ。ネットで騒ぐ擁護派どもは貧乏人だろうけど、名乗りを上げそうな宗教団体があるでしょ。

STAP HOPE PAGEーあの日 とどこが違う?

STAP HOPE PAGE が見えるようになった。

挙足取りだと言われてもいいけど:

Home
主語は I だ。んでもってcareless mistakesを恥じているそうな。増殖カーブとかメチル化などのデータの本人も認めている捏造は恥じていないらしい。
「まだ精神的にも肉体的にも鬱なのでSTAPに関する情報はこれから少しづつアップします。」嘘つけ!”あの日”がなんでdepresssion状態で書けたんだよ。

Past background of STAP
Findings
Our main findings … とか We named this … となっている。We とは誰だよ?このサイトは小保方だけの責任で作成しているんだろ?
Role-sharing in STAP study
「私のやったのは多能性幹細胞のマーカー(Oct4)を発現するSTAP細胞作成まで、キメラや胎盤までできるよという実験は若山先生ですよ」だって。問題のインチキテラトーマについてはなぜ触れない?
Investigation report of STAP in RIKEN
「理研の調査ではキメラもテラトーマもES細胞だと決めつけたけど、以前にバカンティ研究室でテラトーマはSTAP様細胞から作られると確認されている」じゃなんで理研でできなかったの?理研はSTAP様細胞からじゃなくてSTAP細胞からなんだろ?
STAP verification experiment in RIKEN CDB
「Even small nail holes in the wall of the experiment room were infilled.」”あの日”にもあった「壁の釘穴まで塞がれた」という表現が好きなんだよね。「こんな厳しい環境下でも、多能性幹細胞のマーカー(Oct4)を発現する細胞が出来たよ。独立して行った丹羽先生も同様だよ。だけど、若山先生は、理由がわからないけど、キメラを作ってくれなかった。」だって。違うでしょ、理研の再現実験では、「細胞の多能性獲得や、未分化性を分子マーカーの発現によって確認することは出来なかった。緑色蛍光を自家蛍光と区別することも困難。STAP 幹細胞、FI 幹細胞の樹立条件下でも、これら類似細胞出現の意義を判定することは出来なかった。若山氏ではない人がキメラを作ろうとしたが出来なかった。」でしょ。で、「このような結果に留まってしまったことに大変困惑しております。」と結果を本人は認めたんだろ?
Subsequent deployment
「早稲田に博士号を取り上げられちゃったけど、このページで将来のSTAP現象研究のお助けをしたいのです。私には研究環境がないから、レシピを公開することしかできないが、将来、誰かがSTAP現象を証明して人類に貢献することを信じています。」希望を持つのはいいけど、できないレシピを公開して、人様の研究の時間と経費を浪費させるのは犯罪的だよな。

Protocol for STaP cells
Investigation of the cellular reprogramming phenomenon referred to asstimulus-triggered acquisition of pluripotency (STAP)という丹羽氏の論文を引用して「多様性幹細胞のマーカーであるOct4、Nanogが発現させることができた」と言っているけど、この丹羽氏の論文の結論は「the STAP phenomenon as described in the originalstudies is not reproducible. STAP現象は再現できなかった」でしょ。ちょっぴり発現することがあっただけじゃ意味ないだろ?ノイズだろうが。

このプロトコルの

20160402ATPsolution

は、おかしい。Sigma-Aldorichのデータでは ATPは水に 50 mg/mL が溶ける。110.57 mg は溶けない。溶けたとして、Molecular Weight は551.14 だから110.57 mg/mL は110.57/551.14=0.20モル=200 mMだ。Vacanti のプロトコルは 200 mM だから n と m のミスタイプか?この実験では、このストック溶液を、細胞の入った溶液に 6 μL 滴下するので正確なモル濃度である必要はないが、それでもxx mg を溶かして xx mL にするという溶液の作り方知っているんだろうか?110.57 mgなんて、 0.01 mg まできちんと、ラボの電子天秤で測定するの大変だぜ。これに近い値を計測して加える水の量でモル濃度を決めるからな。最終濃度の有効数字がせいぜい2桁なんだからこんなに精密に計る必要ないだろ。「xx mol/L を100 ml、pHを1規定NaOH/HCl で調整して 作成する」と書きくのがプロトコルだろうな。100 mM溶液を -20度のストック溶液にするのが普通らしい。

[ 追記  ] 2016.4.3 訂正されました。200 mMだそうです。

Typical Result
典型例じゃないでしょ。主張に沿った一番きれいな写真でしょ。いいよ、自家蛍光でなくOct4発現を示す蛍光の細胞ができたことがあるでも。再現よく、あるいは効率よくできないんでしょ。こういう細胞塊が、確実にできる方法を開拓するのが目的なのでは?ゴミかもしれないでしょ?簡単に/確実にできるなんて言うからいけないのさ。アフリカの鉱山で1トンの岩石から1カラットのダイヤモンドを取り出すのはいいよ。経費がかかるけど確実に取り出す方法があるわけで、取り出したら利益があるからだ。このようなOct4陽性細胞塊のみを取り出す方法があるの?大量に作れるの?その方法とかどうしてOct4陽性になるのかが研究でしょうが。ビル工事で関東ローム層を掘ったら1トンの土から1カラットのダイヤを見つけたでは論文にならないのさ。昔、誰かが落としたのかも、だからね。

Results of the STAP verification experiment
「STAP cell clusters derived from spleen and their gene expression profiles」の上のATP-No1~ATP-No5 の写真は理研の相澤 慎一氏と丹羽 仁史の報告pptファイルのp10の写真で「緑色蛍光陽性細胞の出現が十分には得られなかった状況下において、再現性をもって自家蛍光と区別し、多能性細胞特異的分子マーカーの発現と対応づけることは出来なかった。」という結論の図だろ?引用もないぞ。博論と同じかよ。

「Immunohistochemistry of STAP cell clusters derived from spleen」の写真の意味はなんだ?E-cadherinで細胞膜の場所を、DAPIで核の位置を示したんだろ?そんでOct4がどこにあったと言いたいの?図説もないし、何のために行った実験で、何を示しているかの記載もないからわからんじゃん。

「These photos were taken during the STAP verification experiment in Riken CDB」「gene expression analyses were performed by other members in the STAP verification experiment team.」て、理研の許可得て図を出しているんだろうか?小保方の実験パートかもしれないが、理研のデータだろ?データはハーバードのもので、許可されないとかいう抗弁を調査委員会で言ったんじゃなかったっけ?

Announcement
「早稲田に博士号を取り上げられちゃったけど、そしてその論文を公開すると言ったけど、法廷に持ち込むとか他の大学で博士号を申請することを考えているので公開しません。ごめんね。」だそうで。Nature論文や理研の調査報告についてではなく、博論の方を公開すると言ったんだろうが。

結局、調査委員会の結果や、巷の批判/応援に応えるSTAPについての新規なデータはないわけで、 Natureの2つはもうどうしようもないのだから、”あの日”に図をつけただけ、英語にしただけのサイトじゃ意味ないでしょ。”科学的”にしたいのなら、もっとそれなりにまとめないとね。理研はできなかったと言っているのに、その理研のデータの中から一部の都合のいい写真だけつまみ食いで構成したらダメでしょ。

早稲田へ申請した博士論文くらい公開したら?博士論文だったら自分の取ったデータを公開したっていいでしょ。そもそも博士論文の図は、論文にすでに発表していても、共著者の了解があれば、そして、普通許可されるものだから、理研の図とは違って利用してもいいでしょ。他の大学でもこのままじゃ博士号取れない(どこの大学だって危険物を抱えたくない)し、博士号の合否判定は裁判に馴染まないからね。

[ 追記 ] 2016.4.3

新学期直前で、ちと暇があったもんで、長々と書いちゃいました。別に何かに怒り狂っているわけではありません。誤解のないように。

まだ、頑張っているんだ。

27年度中に博士論文を公開すると見栄を切ったわけだが、公開されたのはSTAPのレシピだけのようで、アクセスできないから、魚拓の方をみたら;

My Ph.D thesis that was reintroduced to Waseda University is still under advisement with relevant people about lawsuits or readmission to other universities.

While it is not clear what decision will be reached, it has been decided that the public opening of my Ph.D thesis is to be postponed for this reason.

I apologize in advance for this.

March 25, 2016
Haruko Obokata

私の早稲田大学に再提出した博士論文は、訴訟についてあるいは他の大学へ申請することについてまだ関係者と熟慮中であります。

まだ決定していませんので、私の博士論文の公開はこのような理由のために延期しました。

あらかじめお詫び申し上げます。

2016年3月25日
小保方晴子

ということだ。まだ頑張るらしい。また再現できないレシピなのでは?レシピがいくつあるんだ?

Mac PowerPoint のアドインが読み込めない

Mac Powerpoint 2011 を起動するといつごろからかアドインが読み込めないというプロンプトが出てくるようになった。このようなエラーメッセージがでてきたとき、すぐに原因を究明するのが正しいのだが、パワポを使うときとは講義とかのファイルを作るときで、そのときは時間がないからやってられない。で、パワポは大抵の場合、起動したままなので、次の起動のときまで忘れているのだ。

ようやく、どのアドインファイルが読み込めなかったのか調べたら PDFMaker.ppa なのがわかった。こいつはアプリケーション—Microsoft Office 2011—Ofice— Startup—PowerPoint にある。

パワポを終了して、このPDFMaker.ppaを他の場所にバックアップしておいて、オリジナルを削除する。アプリケーション—Microsoft Office 2011—Ofice— Startupにあらたなppt_adin とか名前をつけたフォルダを作成し、この中にバックアップからPDFMaker.ppaをコピペする。

20160323ppt_adin-1

パワポを起動して、エラーメッセージがでてこないことを確認し、ツール—アドイン… からアドインを「追加」でこのアドイン—Microsoft Office 2011—Ofice— Startup—ppt_adin—PDFMaker.ppa を指定し、マクロを有効として追加する。

20160323ppt_adin-2

これで、起動時にPDFMaker.ppaが読み込まれる。

オリジナルを取り除き、再度アプリケーション—Microsoft Office 2011—Ofice— Startup—PowerPointにコピペしてもだめだった。どっかに起動時に読み込むファイルの指定が書いてあってそれが壊れたからかな?それともこのファイルを読み込むときマクロが有効にできないからかな?わからんけど、この姑息な手段でともかく動くからいいことにする。

つねに、筋を通さず迂回路ばかりは、管理者の生き様そのものだな。

 

グルテン蕎麦

春分の日/休日 ということで蕎麦を打ちました。打つというのはインチキでヌードルメーカーですよん。

蕎麦粉 230 g、グルテン粉 20 g、水 88 ml(加水率 35%: 粉に対する水の割合88/250 のこと)、練り5分のデフォルトで1.6 mmのノズルです。

2016-321soba

海老と三つ葉のかき揚げです。

小麦粉に含まれるグルテンは、Wikiをはじめとして多くのサイトでは、強力粉で12%程度となっている。十割蕎麦は繋がらないから小麦粉を混ぜるのが本来の目的だが、蕎麦粉(1 kg 千円位)の方が小麦粉(1 kg 250円位)より高いのでカサを増すために使われる。二八蕎麦では小麦粉が二割だ。グルテン量は、従って、2.4% 程度になる。だから二人前、250 g を作るためには蕎麦粉 244 g、グルテン粉 6 g となる。だから、今回もグルテン量が多い。

少なくてブツブツ切れちゃうと、食欲がわかないからな。次回は10gでやってみるか。

春の宴会

今度の宴会は、伊勢海老を管理者宅に送ってきた某さんのリクエストですな。

20160319dinner-2misoshiru

もちろん尾の部分は刺身になったのですが、刺身盛り合わせに飾ってあった頭から出汁をとり、味噌汁にしたんですよ。

他には牛肉と旬の筍を炊いたものとか……

Air Compressor 遮音箱

工作室にはエアコンプレッサーがあるとなにかと便利だ。旋盤とかフライス盤、ボール盤の切削ゴミを吹き飛ばすのだ。その他、なんでもぶっ飛ばすときにいい。パソコンのホコリなんてのは一発だ。結局掃除機でゴミを除く手間は変わらないのだが、そして、ゴミを散らばしてしまうということもあるのだが、工作するとゴミがあちこちの隙間に入ってしまうので、あると便利なのだ。

工作室をなんとか作成したので、コンプレッサーが欲しいなと思って、大した額ではないから小型のを一つ買うかと思っていたのだが、学科が管理する倉庫で発見したのだ。誰が購入したのか定かではない。ほとんど使っていない。どうやら別の学科の退任した教員が創設時に購入したらしい。いずれにしろ使った形跡がないので、あちこちに声をかけて、工作室としている実習準備室に運び込んだのだ。結構重いし、かさばる。

20160315air_compressor-1

和コーポレーションKT-60W*1だ。物差しを置いてあるが、幅がほぼ1mもある。こんなに大きくなくてもいいのだが、新しく買うより使われていないのを使ったほうがいいに決まっている。

問題は、工作室(実習準備室)が狭い、起動するとえらいうるさいのだ。コンプレッサーはうるさいのが当たり前だ。

そこで箱に収めちゃうことにした。温度が上がるから好ましくないのだが、連続運転するわけではないからいいだろ。箱もしっかりしたものにして、上に物が置けるようにするのがいい。

長期間使うのなら、熱が逃げないのでこのような箱で覆ってはいけない。管理者のように。塗料の吹き付けとかエア工具に使うわけではなく、ちょっと使うだけなら、だ。良い子は真似をしないように。

というわけで、2x4角材と合板でやっつけ仕事だ。内側に吸音材を貼りたいところだが、予算がない。包装緩衝材 プチプチ(驚いたことにプチプチは商品登録されているらしい)があったので、それを内側に両面テープで貼り付けた。ないよりましだろ。吸音用のスポンジがいいのだが。

20160315air_compressor-2

で、蓋をすると

20160315air_compressor-3

と、しっかりした箱で上に物を載せることができる。前面パネルの四角の穴は覗き穴だ。透明アクリル板で塞いである。オイルレベルを覗くためだ。使用前にチェックする必要があるからな。取り外すことのできるパネルと、木ネジで固定されているパネルがあって、箱の中に手をつっこんで圧力調節ができるようにしてある。

かなり重くなって、上からかぶせてあるだけだから、上蓋を取り、持ち上げれば、箱を取り除けるということにしたのだが、一人では持ち上げるのがしんどい。重くないと遮音効果は少ないしな。

完成してから気がついた。水抜きが必要なはず。が、マニュアルがないから、栓は多分タンクの底にあるんだろうけど、わからない。ネットで探してもメーカーはマニュアルをアップロードしていない。

水抜きドレインを見つけたが、アプローチするためには上蓋を外す必要がある。面倒だな。水抜きの頻度は使用頻度によるから、現時点ではなんとも言えない。1年に1回で済むかもね。ほとんど使わないから。

水抜きドレインとオイルレベルメータ、圧力計とかが1つの面にそろっていない。オープンな環境で使うのが当たり前だからしょうがない。今回のように狭い場所に収めるとき、何にアクセスするのがもっとも頻度が高いかを勘案して箱を作り設置しないといけない。そんなの検討しないで、角材や合板を購入して、作りながら考えているからうまくいかないのだ。

20160315air_compressor-4

教室の配置は上のようで、ACとあるのがエアコンプレッサだ。

騒音測定結果は

遮音箱の効果
エアコンプレッサ   単位:dB
ON OFF 遮音箱ありの目安
遮音箱なし 遮音箱あり
A 準備室 95 65 <25 騒々しい事務室
B 実習室 53 43 <25 図書館
C 内廊下 64 50 43 静かな事務所
D 外廊下 63 58 35 会話のある事務所
E 講義室 50 31 <25 図書館

というわけで、最も問題となる実習室や講義室は、50dB*2に満たず、実習や講義があっても問題なさそうだ。講義室はいざ知らず、実習室の実習中の騒音はゲーセン並みだから問題があるわけがない。外廊下がうるさいのは遠くで掃除のおばちゃんが作業しているからだ。内廊下は換気扇のせいだ。夜中の誰もいない教室は30dB以下で、エアコンプレッサを起動しても実習室43dB、廊下を挟んだ講義室では31dBだから問題ないだろ。

エアコンプレッサのある準備室内では、ちと大きめの声で会話する必要がある。しかし、大量に圧縮空気を使うのではないので、圧力が上がると自動停止するから、我慢できるな。

 

*1 ●ベルト2シリンダー式エアーコンプレッサー ●最高圧力:0.78MPa(8kgf/c) ●空気吐出量:120/140L/M ●タンク容量:60L ●吹出し口:2口カプラ1/4 ●動力:AC100V50/60 ●消費電力:1000W ●寸法:920(幅)×520(奥行)×580(高さ) ●本体重量:58Kg

*2文科省の基準はLAeq50dB 以下である。
LAeq:等価騒音レベルの算出には騒音計の周波数補正回路のA特性を通したレベルが用いられ、LAeq(LAeqと表記する。周波数補正回路のA特性とはヒトの聴覚の周波数特性を勘案して1~4KHz が通過しその上下が減衰するフィルターのことだ。騒音計にはA, C, Z(F)のフィルタが付いているからAで測定するのだ。上記の値がそれだ。

20160315air_compressor-6

小野測器のページから

セキュリティと…..はトレードオフ

普通、「セキュリティと利便性はトレードオフ」と言われる。セキュリティを確保するためにユーザはパスワードを毎月変更しなければいけない、同じパスワードを使いまわしていけない… などとすると、ユーザは文句たらたらになるのが普通だ。

そこで、セキュリティがしっかり確保されないと、個人も、所属組織も、破られた時の被害が甚大なものから、ま、そこそこ確保できていればいいと、守る対象のセキュリティのレベルを定めておくという方針もあるけど、ユーザにとっては同じで、パスワードがたくさんあっては使えないのだ。

こっちの場合は、セキュリテイとトレードオフなのは、景観なんだそうだ。
20160307MejiroGate

このキャンパスを作った時、きれいな参道を作ったわけだ。ところが、学生が無届で車で通学してくるので、駐車場の管理ができないなどの問題がでてきて、写真の用にゲートを作成したのだ。このゲートは、利用する教職員にとって、利便性が悪いが許容できることだと思う。誰かが文句を言っているのを聞いたことがない(もっとも、皆、文句いわないからな)。

折角、綺麗な参道というか表門への通路を作成したので、このようなゲートでは見てくれが悪いということになり、このゲートは来年度から撤去されることになった。

部外者を排除するのにものすごく有効だというわけではないけど、それなりに抑制効果があると思うのだが。学外者による盗難がないわけではないのだが、このゲートを取り除くと防犯上さらにルーズになるんじゃないの?

ストレートで卒業できるかな?

平成24年(2014年)度入学者の卒業が決まった。

平成24年に106名が入学し、15名(14.2%)が中途退学。4年生大学で学年制でないので留年は4年生として留まるのだが、途中休学とか単位不足とかの留年生が17名(16.0%)、ストレートで無事卒業できたのが74名(70%)だ。このうち国試に不合格と合否不明(厚労省は正解をまだ出していない。予備校の正解速報によるわけだが、この正解速報が複数の予備校で異なるのね、予備校のせいではなく問題の不備の場合もある)者が6名。現役合格率は91.9%以上ということになった。もちろん非公式集計だ。中途退学者が多いんだよね。どんな幻想を抱いて入学してくるのかわからないけど、1年生のときは、こんなはずではなかったというわけだ。管理者の講義・実習が悪いのかしらん?やっぱし、声優になりたい、服装関係に行きたい、親が医療関係なので医者になりたかった、なのだ。だからこいつらの場合、1年次の成績がすごく悪いわけではない。悪い奴もいるけどね。で2年次以降になると、大抵、学力不足なんだよね。

管理者だってストレートで学部卒業したわけじゃないから、ストレートと留年でなんら差別はしないけど、留年生はそれなりに留年している理由がわかる学内成績だからな。

卒業して、国試不合格というのが一番まずいパターンなんだよね。受験勉強て、1年間も続かないんだよね。3ヶ月がいいとこなんだよね。再挑戦するわけだが、最初の試験に不合格だった理由が学力以外(マークミスとか風邪で発熱していたとか)の理由ではない限り、次に得点が急上昇するというのはめったにないんだよね。大抵、一番最初の時の成績が一番良いのだ。

同級生と一緒に勉強するというのは、結構効果があって、卒業しちゃって一人ぽっちで勉強するというのはたいへんなんだよね。頑張ってほしいけど、予備校とか、大学で認めている聴講生とかでしっかり勉強してほしいね。

いまごろになって論文撤回

Haruko Obokata, Masayuki Yamato, Satoshi Tsuneda & Teruo Okano,  Reproducible subcutaneous transplantation of cell sheets into recipient mice, Nature Protocols 6, 1053–1059 (2011) が25 February 2016に撤回された。5年後だ。なんでいまさら?

Figure 5a の4番目のグラフと Figure 5b の最初のグラフが同じ、エラーバーが同じであるということが指摘され、 大和、常田、岡野は生データを示すことができず、データの信頼性がなく再現性もないからである。小保方に連絡したが返事がない とのことだ。この騒ぎがあって、遡って誰かが調べ、問題にしたんだろうな。

東京女子医大で行った実験で、常田は小保方の指導教員だから、岡野は大和の上司だから名前があるだけで、大和の指導下で小保方がデータを取得するという体制だよね。このときから必要に応じてグラフを適当に作っちゃうという行為・指導が行われていたわけだ。

STAP論文のデータの捏造は若山氏が教唆したからだという説は、怪しくなった。若山氏に会う前から捏造していたんだからな。

国試対策メルマガ

医療系の大学で、国家資格がないと商売ができない学生を育てているわけで、国家試験対策が重要な学部の課題なのだ。今週末がその国試なのだ。

国試対策のWebページ・ブログなどは有料・無料いくらでもあるだろ。あっちに赴任してすぐには、国試対策ページを作成して… と思ったわけだが、すぐに気がついた。学生がそのようなページに自主的にアクセスしてこないに決まっている。特に、tail-end の学生は、だ。ま、tail-end を持ちあげるのは、どんな方法を使っても非常に難しいわけだが、tail-endのちょっと体幹側の学生さんが、これ以上落下しないようにすることにはなるかなと、始めたのが、毎週、国試過去問を、正解と解説とともに学生にメーリングリストで送り込むことだ。毎週発行のメルマガなのだ。同じカテゴリーの5問で構成しているメールで、本年度は先日終了したが35週実施した。

100%の学生はスマホメールをみているし、スマホで通学中読めばいいだろというわけだ。

過去問は、最初の2年間はちとつらかったけど、データベース化したから、いまでは新しいのを付け加えるだけになったので楽になっている。

最近5年、10年の過去問とその正解・解説本というのがあるけど。解説部分が貧弱で、誤りがあったりする。国試の作問者は、例えば、代謝と基礎代謝の概念がわかってないような問題を作ったりしている。解説本にはそんな不備が書いてないから、メルマガでは、厚労省が不適切問題としていないけど、不適切問題だと指摘したりしている。解説本と同じだったら意味ないからね。砕けた表現とか、たとえを混ぜたり、オリジナル問題だったりしているのだ。

つまり、大学の、本来業務ではないボランティア行動なのだ。大学がどのように評価しているなんか知らない。存在すら知らないだろ。このメルマガが学生にとって有効だったのか、学生からの評価を、まだ国試が終わってないけど、アンケートページを作ったので回答してちょうだいとメールしたのだ。2日以内に返事があったのが送付先300名強いる中で60名。20%かよ。ま、このメルマガを有効に使ったのはこんなもんだろ。この20%にtail-endの学生はほとんどいないんだろうな。この20%は、このメルマガがなくても国試に合格できる学生なんだよな、きっと。

アンケートに答えてちょうだいと、出会った4年生に口頭でいったら、「答えたら何くれる?」だって。成績に全く関係ないと、こういう態度だからな。昨年度は、アンケートに答えた中から3名に千円の図書券を抽選であげるといったのに、取りにきたのは1名だけ。だから今年度は図書券あげないことにした。餌にならないからな。そもそも、手元にある図書券は、なんかのアンケートに答えてもらったものだけど、このアンケートに答えたら必ずくれるというので、アンケートに答えてもらったわけで、学生の低い解答率に管理者が文句を言う筋合いはない。

モンスター

どうやら、いく先々で、そのボスを食いつぶしていくモンスターだったのだ。

早稲田大学の常田教授は(「あの日」の著者が来なかったら、その指導方法がいいかげんのままかもしれないが問題にもならず)ペナルティを受けたし、東京女子医大の大和教授は、あの騒ぎの時、病気になって(これは「あの日」の著者の責任ではないけれど)、その後回復したらしくなんとか研究所の所長に昇進したようだが、「博多なう」の一言以後、一切発言はない・できない。その後渡米しバーバードの病院の麻酔科のVacanti教授は;

Dana Goodyear The Stress Test Rivalries, intrigue, and fraud in the world of stem-cell research The New Yorker, FEBRUARY 29, 2016. から

But, by the time the news cycle finished, Vacanti’s fears had been realized. He had vanished from Obokata’s narrative. Nature’s news site carried a recording of her talking about how she had come up with STAP. Like Archimedes, she described her eureka moment as having taken place in the bathtub, when she started to wonder if mammalian cells responded to stress by producing stem cells. “I tried everything I could think of,” she says. “Squeezing cells through a pipette, starving cells, and so on.” Martin Vacanti called his brother. “Chuck, have you listened to her description of the eureka moment?” he said. Chuck hadn’t. “She gave the same description I give about the sporelike cells,” Martin said. She was using his eureka moment.

(小保方が日本でリケジョともてはやされることになってから)次のステップに移った時、Vacantiの(無視されるのではないかという)恐れは現実になってきた。小保方は、アルキメデスが金の王冠に銀がどのくらい混入しているかという問題を風呂に浸かった時思いついた(eureka moment)かのように、哺乳類でもストレスで体細胞が幹細胞に変わりうるのではないかと、自分の考えのように言い出したのだ。Vacantiの弟のMartinは「兄貴(ChuckとはVacantiのこと)、eureka moment のこと小保方に話したのか?」と尋ねた。小保方はVacantiのeureka momentをそのまま使ったのだ。(途中略、意訳です)。

と、発想まで剽窃されちゃって(とこの記事のインタビューに答えている)、

At the end of July, Vacanti invited me to Boston. Because of the embarrassment around STAP, he had taken a sabbatical from his chairmanship, and would soon retire from his position. His lab would eventually run out of money, and then close. But his faith in the basic principles of STAP was unshakable. “I will go to my grave still being absolutely certain that it’s correct,” he said.

7月末にVacantiは私(Dana Goodyear)をボストンに招いて言った。このSTAP騒動があるので、サバティカル(休暇)をとるが、そのうち(the anesthesiology department at Brigham and Women’s Hospital)を退職する。資金がないから研究室は実質的に閉鎖になるだろう。STAP細胞は絶対的に正しいという信念を墓まで持っていくつもりだ。(意訳)

とVacanti教授は研究室ともどもつぶれてしまった。

そして、その次に行った当時理研の若山教授はご存知の通り、山梨大学に転任したけど、移動先の本来は研究所所長になるべきところが、研究所長を下された(降りた?)し、「あの日」では陰謀の主犯がごとく言われているし、笹井氏にいたっては、最悪にも自殺だよ。

つまり、師事していく先々で、師と仰ぐ人を食いつぶしているモンスターだったのだ。くわばら、くわばら。

[ 追記 ] 2016.2.28

東大の加藤研究室ではボスが強権的で捏造を教唆したとされている。小保方の場合も理研で若山氏の、「こんなグラフを作れ」という指示が捏造の教唆だ、今度の東京女子医大の大和氏の指導で作られたグラフも、指導者からの教唆に決まっている、こういうことは生命科学分野では当然のように行われているのだと主張する輩がいる

加藤研究室では複数の部下が捏造したのに対し、今の所、若山研究室や大和研究室の他の学生らに、捏造の指摘はない。指摘されているのは小保方が関係したものだけだ。

推測は勝手だが、これだけのデータで生命科学分野で捏造教唆がごく普通に、どこでも行われているというのは無理筋で、小保方に帰すのが自然ですな。