姫丸様が正義に教わりホームページを作ろうと
悪戦苦闘したしている経過です

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2005年1月31日

2005年1月31日

あけましておめでとうございます   なんちゃって

うーんさぼってましたな。あっちもさぼってるからしょうがないか。

新年を飾るにふさわしいトピックです。

大宮駅酔いつぶれ事件!! 

  姫様は1月30日(日)、わざわざ宇都宮まで宴会に行きました。

 もちろん、餃子を山ほど食べるためにです。

  その帰り、東北新幹線に宇都宮で乗車し、下車駅を間違わず、大宮駅に正しく降りたのはいいのですが、そこでつぶれちゃったのです。

 なぜでしょ。

 はるか昔に姫に講義したんでした。

 http://www.seigi.accsnet.ne.jp/seigi/diary/hpdiary/-0211/-0211hpdiary.htm

 にありますね。姫の毛の生えたポンコツ心臓の話は。

 今回はその続きです。

  前回は、姫丸様の心臓のどこがポンコツかを前半に、後半は血圧がどうやって決まるかについて解説しましたが、後半の説明が足りなかったようなので追加し「大宮駅酔いつぶれ事件」の原因と対策を講義しましよう。ちと長いですが、お勉強ですね。

  血圧はどうやって決まるか?

 前にも、書きましたが。血圧は

         血圧=血液流量 血管抵抗(血管の太さ)

で決まるのです。この式は物理学で生物学ではありません。高いところ(圧が高い)からパイプで水を供給するとき、パイプが細いと(抵抗が高いと)水はチョロチョロとしか流れません(流量が小さい)が、パイプが太いと(抵抗が小さいと)多量の水が流れます。道路の下を走っている水道の本管が破裂すると大量の水が吹き出します。管が太いからです。その本管から出ている姫丸様の家への細い水道管が破裂したときの比ではありません。そうです。この式は物理の式なのです。

  心臓を中心とした太い血管(中心の動脈、大動脈)でこの式を当てはめてみます。

  血液流量とは心臓が吐き出す毎分当たりの血液量です。心臓は一回、約70 mlの血液を絞り出します。ちなみに前回にもいいましたが心臓は袋にたまった液体を絞り出す器官で、お風呂の水を洗濯に使い回しするときに使うような電動ポンプとは構造が全くちがいます。後者は羽がモータで回転して水を送りだします。

  心臓は1分間に70回くらい、どっきん どっきんと 拍動しますので

 約 70 ml x 7 0/分 = 約 5 リットル/ の血液流量を作っているわけです。

  血管抵抗とは、体の中心の太い動脈の場合を考えると、全身の動脈が作る総抵抗になります。主に細い動脈です。この細い動脈が全身に無数にあります。太い動脈が主に弾力のある組織でできているパイプなのに対して、細い動脈は平滑筋という筋肉が主な血管を構成している組織なので、この平滑筋が収縮したり弛緩したりして抵抗が変わるのです。したがいまして、中心の動脈の血圧(健康診断で測定する血圧)は全身の細い動脈の平滑筋の収縮の程度と心臓が吐き出す血液量で決まります。

  ここまではいいでしょうか?ここまでが理解できないと次に進めません。

  さて、血圧がどうやってきまるかが理解できたとします。今度は中心の動脈から、体の組織や器官に流れる血流量について考えます。

  視点を変えてみます。先ほどの式の左辺(血圧)が仮に一定だとすると、組織や器官を流れる血液量はその組織・器官の血管の太さ(抵抗)で決まります。ですから血液を必要としている組織は細い動脈をゆるめ多くの血液を供給してもらい、血液を必要としていない場合は細い動脈の平滑筋を収縮させて抵抗を大きくし、血液供給を少なくします。水道も同じです。水道局は本管の水圧を一定に維持しているので、家庭では蛇口をゆるめて抵抗を少なくすれば水を得ることができますし、蛇口を締めて抵抗を高くすれば水の流れをとめることができます。蛇口は人間が開け閉めしますが、細い動脈の平滑筋の収縮の程度を決めるのはだれでしょ?

  交感神経なのです。交感神経はいつも(寝ていても起きていても)活動していますので交感神経の活動が増えると、いつもより血管の平滑筋は収縮し、いつもより血管が細くなり抵抗がふえます。心臓が吐き出す血液量が前とかわらなければ、全身の細い動脈が収縮すると、式の通り血圧が上がります。 逆に、 リラックスして交感神経の活動がいつもより減りますと、全身の細い動脈の血管平滑筋の収縮の程度がいつもより小さくなって血管は拡張し抵抗が減り、血圧が下がります。 東風荘で役満ができそうになると、緊張して全身の交感神経の活動が増え、血圧が上がるのです。
 心臓が どきどき するのも同じです。心臓の交感神経の活動が増えるからですね。さらにタバコを吸うとニコチンが血液に溶け、このニコチンは交感神経を刺激して血管を収縮させます。
 寒いトイレに入ると、皮膚から熱が逃げないようにするために皮膚の血管を収縮させます。これも血圧を上げることになります。 姫様においては、認めたくないことを正義に指摘され、図星なので頭にきて興奮し、交感神経の活動が増えて血圧が上がるのです。ニコチンなどという有害な物質を使わずに、姫様の低血圧に対応しているのがおわかりかな?
 

  ちなみに血圧が低いから、血管平滑筋を興奮させ収縮させ血圧を上げるために、ニコチンは有効だというのは誤りです。 ニコチンは、交感神経がその末端から平滑筋に収縮せよと命令を下すときに放出する物質―アセチルコリンといいます―類似物質で、ニコチンが常にあると、交感神経 は活動しなくても血管平滑筋が収縮しちゃうわけです。ニコチンがあり続けるとどうなるでしょう。交感神経が活動してアセチルコリンを放出しても、アセチルコリンの効果は、すでにニコチンがあるため効果が薄れてしまいます。これは困った状態です。なぜなら脳が血圧を上げようと命令を下してもその効果が現れないからです。

  脳という器官について考えましょう。人間の場合、脳は心臓より上にあります。体の中心の太い血管の血圧が下がると、真っ先に影響を受けるのは脳なのです。高い処へ液体を供給するためには高い圧が必要なのはわかりますよね。血圧が下がると脳血流が減ることになります。これは単純なことですね。キリンは血圧が260/160 mmHg もあるというのはわかりますね。

  また脳はほかの器官とちがい、脳全体の血管が弛緩して抵抗が減っても、頭蓋骨という堅いものに覆われているため、脳全体の血液量が増えることはありません。脳はふくれないのです。姫様は突っつくとすぐふくれますが。

  筋肉のほうでは、また違った仕組みがあります。筋肉の静脈には弁があります。この弁は心臓へ向かう方向へ血液が流れるように、逆流しないように付いています。静脈の壁は薄い膜でできています。ぺらぺらなのです。ですから押すとすぐつぶれます。動脈は厚い壁なので押してもつぶれにくくなっていますが静脈は壁が薄いので周りの圧力に影響されやすいのです。周りの筋肉が収縮、弛緩を繰り返すと、静脈は押しつぶされ、中に溜まっていた血液は心臓の方と、逆の方(末梢の方)へ押し出されます。しかし静脈には弁があるため末梢の方へは流れませんので、筋肉が収縮弛緩を繰り返すとどんどん心臓の方へ血液は押し出されることになります。これを筋ポンプといいます。運動すると筋静脈にある静脈血はどんどん心臓へ流れていくことになります。

さってここからが「大宮駅酔いつぶれ事件」の解説です。

08:15 (himemaru) 新幹線に乗った時はしっかりとしていたらしいのよ

  そうです。駅前の餃子屋でわいわい騒ぎ「飲んだ食った」しながらぺちゃくちゃおしゃべりしていたので興奮していたのですね。その興奮がまだ残っていたので、交感神経の活動は普通より増え、血圧は上がっていたのですね。ですから脳血流に問題はなかったのですね。

  さて新幹線に乗車し、席を見つけ座りました。いままでの興奮はなくなり、あとは大宮で降りればいいと思っているだけです。さっきまでの餃子屋での大騒ぎは
08:13 (himemaru) ものすごぉぃ 恥だと思うのですが・・・・
と反省していたかとも思います。向かいの席には正義のような品の良い紳士も座っていますし、おとなしくするしかありません。席にすわっていると、血液はどこに溜まるでしょ。いままでは大騒ぎでしたので、体は動かしていたのに今度は一転して静かに体も動かさずじっとしていますので重力に引かれ、足に溜まっています。

08:16 (himemaru) 四季桜 という 栃木の銘酒 なかなか美味しかったのです

  お酒も召し上がって、大宮まで30分、なにもすることはない。リラックスしています。つまり交感神経の活動が減ってきました。血管も弛緩しています。血圧が下がってきました。

  さって、大宮駅に近づきました。席を立ちました。出口はすぐそこですので少々歩いただけです。出口の前で扉が開くのを待ち立ち続けています。血液は足のほうに重力で引かれ滞留しています。筋肉が収縮・弛緩を繰り返しているわけではないので筋ポンプが働いているわけではありません。どうなるでしょ?血液は足に溜まったまま、上にある心臓へ重力に逆らって血液が移動しません。心臓に血液が戻ってきません。

  心臓は、血液が戻ってこないので吐き出す量が減ります。前回の講義でいいましたね。心臓はもどってきた血液が多ければその分多くは吐き出しますが少なければそれなりに吐き出します。つまり心臓の周りに血液が滞留しないという、うまくできた器官なのです。

  さて、吐き出される血液量が減ったら、体の細い動脈の収縮の程度が変わらなかったら、どうなるでしょ?また上の式ですね。血圧が下がります。血圧が下がると、起立しているので、脳への血流が減ります。脳の神経細胞は酸素がなくなり働くのを止めます。視覚情報を処理できなくなりますね。バランスよく筋肉を収縮させて起立させるための脳からの命令が出なくなりますね。はい目の前が真っ暗になってぶったおれますね。あー 酒臭い息をしてぶったおれちゃったのですね。いやですね。「ものすごぉぃ 恥」です。

 正義はなぜ、同じ状況になっても大丈夫なのでしょ?

  正義の場合も血液が足に滞留して心臓に戻ってこないという状況は同じですね。物理の法則に個人差はないからです。血圧が下がりますね、正義も。しかしです。正義の場合は血圧が下がると自動的に交感神経の活動が増え、細い動脈が収縮し、血管抵抗が増え血圧がもとに戻るのです。そういう仕組みがあるのです。心臓が吐き出す血液量を増やしてもいいのです。ですから心臓の交感神経も活動が増え、心拍数が増えます。しかし、そもそも吐き出すべき血液が末梢から戻ってこないのですから心拍数が増えてもあまり吐き出す血液量は増えません。それより末梢の細い動脈が収縮する効果のほうが大きく、血圧はすみやかに回復し、脳血流は保たれ、その鋭敏なる灰色の神経細胞は働き続けるのです。ここが姫とちがうところですね。もっとも鋭敏なる灰色の神経細胞は姫にはありませんから脳血流が保たれてもその悪行に変わるわけがありませんがね。

  このような現象、「立ちくらみ」あるいは起立性低血圧といいますね、が生じたとき心臓がどきどきいわないというのは、この血圧が下がったら速やかに回復させるという仕組みがうまく働かなかったということを意味しています。

  どうでした?姫。ぶっ倒れたときは心臓がどきどきしてました?どきどきしてなかったら、血圧の変動をすみやかに戻すという仕組みが異常だったんですね。

  またそういう仕組みがあるにもかかわらず立ちくらみが生じたとるすと、もともと血圧が低すぎて、かろうじて脳血流を保っていたときに、さらに血圧が下がっちゃって、血圧を元に戻す仕組みが間に合わなかったことが考えられます。ま姫の場合はこっちでしょうね。 さらにニコチンのせいで、交感神経の活動が増えてもそれに応じて血管が収縮しなかったことも考えられます。血圧の変動を少なくする仕組みというのは知能とかに関係ない延髄のようないわゆる原始的な脳が行っている反射という仕組みで、これがないという人はいません。栄養失調とかでうまく機能しないことはあり得ます。いわゆる自律神経失調症なんて呼ばれる場合ですね。自律神経失調症とは実態がわからないのに名前を付けてわかったような気分にさせる典型例ですな。姫様の悪行を見て、 「姫丸だから」といえば皆納得するのと同じですな。

 このように脳血流が少なくなっちゃうことを脳虚血といいます。

  立ちくらみが生じそうになったら、どうする?ここまで読んで理解した人にはわかりますよね。そうです心臓へ戻る血液を増やせばいいのです。そのために、しゃがみ込むというのは心臓と足の位置を近づけるのでいい方法かもしれません。しかし、それより折角「筋ポンプ」を学習したのですからこれを使いましょう。足踏みすればいいのですね。足の筋肉を交互に収縮・弛緩させればいいのです。その場で足踏みするのがみっともないと思ったら、忘れ物したかのような振りをして座席に戻るとか、出口を 隣の車両に変えるような振りをして歩きだせばいいのです。運動時には交感神経が適度に興奮しますので細い動脈を収縮させ血圧低下を防ぐという効果もあります。

  ま立ちくらみが生じちゃったら「足踏みしろ」という命令も筋へ行きませんので無理ですけど、なんとなくなりそうだな と思ったら試してみてください。税金で走っている救急車を使わずにすみます。姫丸様が大好きなタクシーを使えなくなっちゃいますけど。 

  貧血とはちがいます。貧血とは血液中のヘモグロビン濃度が少ない状態のことです。赤血球にはヘモグロビンという酸素を運搬するタンパク質が存在します。赤血球内のヘモグロビン濃度が少ない場合、赤血球の大きさが小さい場合、赤血球の数が少ない場合があるようです。いずれの場合にも血液中のヘモグロビン濃度が正常より少ないことになります。原因は様々でこの3つの状況のどれに相当するのかで治療方法も変わってきます。このヘモグロビンが少ないと体のあらゆる部分で酸素欠乏状態が生じやすくなります。ヘモグロビンは酸素より一酸化炭素によりよく結合します。したがって一酸化炭素があるとヘモグロビンは酸素に結合する能力がなくなり、体のあらゆる部分で酸素欠乏状態がよりひどくなります。タバコを吸ってニコチンと一緒に一酸化炭素も吸収するなんてのは貧血の人には最悪な状況であることはご理解いただけたでしょうか?脳貧血という言葉はないのです。脳が貧血なら肝臓も筋もなにもかも貧血なのです。

08:16 (himemaru)餃子を沢山、お菓子一杯
食べても貧血に役にたちませんね。ま、一番多いのは鉄分不足の小球性貧血のようですから、姫はわがまま言わずに 豚レバーやほうれん草ミルクを3週間くらい続けるのですね。あれが嫌いこれが食べたいじゃだめですな。

  貧血に低血圧が重なってさらにタバコを吸う。だめだなこりゃ。

追記:
脳貧血という言葉が巷ではよく使われてていますが、上記のことを考えると誤りであることがわかりますね。脳血流が一過性に減ったことを脳貧血というようですが、貧血の定義から考えて誤りであることがわかりますね。わかりやすい からといって、迎合して正しくない言葉をつかうのはやめましょう。