山椒の木

知人というか元部下というか現部下というか、ある女性から山椒の木をもらった。3年前まで住んでいたアパートでは、各戸に小さな花壇が割り当てられていたのだが、初期の住人が植えたままになっていて、大きくなった山椒の木があって初夏に木の芽が自由に手に入りアパートの住人に都合がよかった。いずれ引っ越すことが分かっていたので、自前の山椒の木が欲しく、1回目は近所の農家の荒れた竹藪から、2回目は元上司の自宅のそばの山林からと苗木をもらてきて、割り当てられた花壇とか、アパートの敷地の境界に植えたのだ。しかし、いずれも盗まれてしまった。

引っ越した後、ベランダで山椒の木を飼いたいと何かのとき話したら、上記の女性が彼女の山の別荘付近から掘り起こして持ってきてくれたのだ。昨年のことだ。

山椒の木は山林の日陰でこっそりと生えていることが多く、しぶとく生きる植物のように見えるが、実は結構ナイーブで移植に失敗することがあるらしい。だから芽があるのだがちゃんと葉が出てくるか心配だったのだが、ようやく4月になって葉がでてきた。山椒の木には雄雌があるのだが、外見ではわからない。そこで、2本をいっしょにベランダ用の大きな植木鉢に納めてもってきてくれたのだ。なぜか1本の芽生えが遅い。1本のほうは花が咲いたのでメスであることが分かった。ちなみに、山椒の実より果皮のほうを乾燥して香料としてう使う。中国の花椒(ホアジャオ)は日本の山椒とはちと種類がちがうようだ。中国の香料として売っている乾燥したまだ粉にしていない花椒は国産の果皮より大きい。実を粉にしても意味がないのだろうか?

もう一本のほうはほぼまっすぐ上に伸びた木で、下は上のほうからとった写真なので高さがわからない。ようやく葉がでてきたところだ。

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