散歩

暇な週末が珍しくあった。日曜日で、花曇りで、桜が満開で、近隣を散歩するにちょうどよい。3年前に引っ越してきてから近隣を散歩するのは初めてだ。かといって、なんか遺跡とか公園とかがあるわけではない。1kmくらいのところに神社があるだけだ。妻木神社という。所在地はN36.090101,E140.120595、茨城県つくば市妻木565だ。

途中に、梅の木の畑があって、そこに桜が数本まぎれて立っている。梅のほうは、ちゃんと手入れがしてあり明らかに畑となっている。その桜だ。

目的の妻木神社だ。

鳥居があり100mくらいの杉並木の参道もある。奥に本殿があり、

さくらの花弁が舞っている。誰もいない。静かなもんだ。神社の由来は、

ということで、

菅原道真を祭った天神社(稲荷神社)と建御名方神(たけみなかたのかみ)を祭った諏訪神社(吾妻神社)と武甕槌命(たけみかづちのみこと)を祭った鹿島神社(富士神社)の3つの神社を統合してできたようだ。氏子が合計90戸のようだ。ちなみに建御名方神(たけみなかたのかみ)と武甕槌命(たけみかづちのみこと)は相撲であるいは力比べをやって、前者のほうが負けちゃって長野県の諏訪に逃げて諏訪大社の祭神になったらしい。古事記にあるようだ。それがどうして茨城を含め各地に支店ができていくのかはよく知らない。勝った後者は鹿嶋神宮の祭神で、なんでそんな古代の話の神社が茨城にあるんだろ。当時は関東はものすごく辺鄙な地であったにちがいないのに。つくば市妻木では仲良く一緒になったわけだ。伊勢、香取と鹿嶋が古代の3大神社らしい。武甕槌命は負けたので四大神社とはならなかったのかな。

神社を立てた時の由来を書いた看板に比べ、教育委員会が作成した看板は鉄板で、錆ちゃって読めないところがある。この看板も実は神社の賽銭箱の横に伏せてあったのだ。

描かれている地図は現在の様子とまったくちがう。いい加減な地図なのか、当時は県道大村石下線のほうが現在の県道24号より太かったのかわからない。地図からいって県道大村石下線が現在の県道24号とは思えない。教育委員会ももっと耐久性のあるものを作れよな。

誰もいないというのがいい。この一角の参道の杉や周りの手のはいっていない杉林はこのまま手をいれないで放置しておいてほしいな。多分、杉を植林したところに近年移設したので、広樹林がなく、鎮守の森とは言えないけどね。

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